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ツール・ド・コリアでグレガ・ボーレが総合優勝

レース
ツール・ド・コリア最終日の表彰台にチーム全員で上がり、ファンティーニの発泡酒で総合優勝を祝った
ツール・ド・コリア最終日の表彰台にチーム全員で上がり、ファンティーニの発泡酒で総合優勝を祝った


6月5日に釜山でスタートし、全8ステージで開催されたツール・ド・コリア(UCIアジアツアー2.1)が6月12日、韓国の首都ソウルにて閉幕した。

第6ステージを終えて、個人総合成績で首位に立ったグレガ・ボーレが最終ステージまでリードを守りきり、2位に13秒差で総合優勝を挙げた。またジャコーモ・ベルラートも個人総合成績で4位となり、NIPPO・ヴィーニファンティーニはチーム総合成績でも2位となった。

チームにとって待ち望んでいた今季2勝目。ボーレにとってはプロ16勝目となるが、総合優勝は初めて。またチームを指揮した福島晋一監督にとっても、監督としての初勝利となった。


 
逃げ切りとなった第6ステージでは総合リーダーが追走できず、総合成績が逆転。ボーレはタイム差なしの区間2位でフィニッシュ
逃げ切りとなった第6ステージでは総合リーダーが追走できず、総合成績が逆転。ボーレはタイム差なしの区間2位でフィニッシュ

グレガ・ボーレのコメント

自分にとって初めての総合優勝であり、手にしたイエロージャージを本当に嬉しく思うと同時に、心からチームメートたちに感謝をしている。彼らの協力がなければ、総合優勝は成し得なかったと思うし、ここにはいないチームメートやチームスタッフも家族のような存在でいつも支えてもらっている。彼らも含めてチーム全員に感謝し、またこの勝利はチーム全員で勝ち取ったものだと言いたい。

区間優勝ができなかったことは残念ではあるが、2014年のツール・ド・コリアで自分は区間優勝しており、総合優勝を狙うという経験はこれまでとは違う初めてのことだった。また伊日共同チームとして活動している自分たちにとって、アジアのレースは特別なもの。連続して開催されたツアー・オブ・ジャパンで、ピエールパオロ・デネグリがポイント賞のブルージャージを獲得し、韓国で自分たちは総合優勝のイエロージャージを獲得できたことは、とても良かったと思う。

 

福島晋一監督のコメント

ボーレやベルラートら、ジロ・デ・イタリアからの連戦となるメンバーが多かったため、最初は調子の良いアントニオ・ヴィオラのスプリントを狙いながら、連戦組の調子を見るようなステージが続いた。

第5ステージで、ワンプロサイクリングが圧倒的な力をみせて逃げ切り、総合首位に立った。しかし、その反面で疲れてしまったのだと思う。もっとも厳しいステージとされた第6ステージでは、序盤の逃げに石橋学が乗り、ワンプロサイクリングが追走したものの、その後の逃げにボーレとベルラートが乗った。一緒に逃げたメンバーに積極的な走りをするカザフスタン人2名(ヴィノフォーエバー)が含まれていたことも良かったと思う。そして、ワンプロサイクリングは、最後はリーダーが引くような場面も見られたものの、追走できずに逃げ切りの展開となり、総合成績がもっとも良かったボーレが総合首位に立った。

その後の2ステージは平坦ということもあり、自分たちチームは4名のみだったが、総合2位のノボノルディクスらの協力が得られ、無事に最終日まで総合首位を守ることができた。結果的に前半に無理をしないで力をセーブしていたことが功を奏したように思う。

自分にとっては、4月中旬のジロ・デル・トレンティーノからの休む間もない連戦であったが、最高の形で締めくくることができて良かった。ボーレにとっても、自分にとっても監督として初めての総合優勝。チーム全員で喜んでいます。

 
最終日、ソウルのオリンピックパークで開催された表彰式。チーム成績2位でチームメンバー全員が表彰台に上がった 
最終日、ソウルのオリンピックパークで開催された表彰式。チーム成績2位でチームメンバー全員が表彰台に上がった 


●ツール・ド・コリア大会公式ページ
http://www.tourdekorea.or.kr/tdk2016/elite_eng/index.asp

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ出場メンバー
石橋学
グレガ・ボーレ
ジャコーモ・ベルラート
アントニオ・ヴィオラ
山本元喜(第2ステージでリタイア)
エドワルド・グロス(第2ステージでリタイア)
監督:福島晋一

【photo●Tour de Korea 2016】


日本人所属選手(山本元喜、石橋学、小石祐馬)の次戦は6月24日(個人タイムトライアル)、26日(ロードレース)、東京都大島町で開催される全日本選手権ロードレースとなる。事前合宿を行い、万全の体制で全日本チャンピオンをめざす。

またリオ五輪トラック・オムニアムへの出場を予定している窪木一茂は、6月13日よりトラック競技ナショナルチームの強化合宿へ参加し、その後、オーストラリアへの遠征を予定している。ロードレースの全日本選手権は欠場となるが、初めてのオリンピックに向けて厳しいトレーニングを積んでいく。