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新城幸也が参戦中「ツール・ド・スイス」第5ステージ。復帰後初の超級山岳コースも完走
レース
2016.06.16
ツール・ド・スイス第5ステージのスタート時、今大会で初めて日差しが射す。しかし、山岳に入るとひょうやみぞれが降り、気温も3度まで下がる不安定な天候の中でのレースとなった。
序盤、約20km地点で大きな逃げグループが形成されるが、超級山岳ではそれが崩壊。山岳のスペシャリストたちが動き出し、集団もいっきにバラバラになる。
新城幸也にとってはケガ以来初の超級山岳コースとなり、どの程度走れるのか不安もあったが、序盤から積極的に前方でレースを進めた。逃げグループにはチームメイト2名が含まれていたため、新城は集団の中でルイ・コスタのサポートに徹する。
序盤、約20km地点で大きな逃げグループが形成されるが、超級山岳ではそれが崩壊。山岳のスペシャリストたちが動き出し、集団もいっきにバラバラになる。
新城幸也にとってはケガ以来初の超級山岳コースとなり、どの程度走れるのか不安もあったが、序盤から積極的に前方でレースを進めた。逃げグループにはチームメイト2名が含まれていたため、新城は集団の中でルイ・コスタのサポートに徹する。
2つ目の2級山岳で寒さで脚が動かなくなり、集団から遅れ、トップから23分51秒遅れの147位でゴールした。優勝はBMCのダーウィン・アタプマ、総合首位は区間3位のピエールロジェ・ラトゥール(AG2R・ラモンディアル)。この第5ステージで10人の選手がDNF(フィニッシュできず)完走は159名。山岳コースの過酷さを物語る結果となった。
「前半から前にいたんだけど、寒さで足が動かなくなった。とにかく寒さには苦戦している。しかし、この天候に慣れていかなければならない。明日も、明後日も厳しい山岳が続くので、無駄に脚を使わないように温存しながら、大事なところでルイ(コスタ)を助けられるようにしたい。」と、新城は語った。
第6ステージはスタート地点から約150kmの大きな周回の中に、2000m近くまで駆け上がる超級山岳がそびえる。そして、1255mの山頂ゴールまで161.1km(ウィーゼン〜アムデン)のコースが設定されている。【text&Photo●Miwa IIJIMA】