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新城幸也が参戦中「ツール・ド・スイス」第6ステージも無事ゴール「明日は逃げるチャンス」

レース
沿道の子供たちのハイタッチに応じながらスタートに向かう新城​ Photo●Miwa IIJIMA
沿道の子供たちのハイタッチに応じながらスタートに向かう新城​ Photo●Miwa IIJIMA


ツール・ド・スイス第6ステージも朝から冷たい雨が降りしきる中で山岳ステージが行われた。序盤に逃げグループが形成されるが、ランプレ・メリダは中盤の超級山岳とゴールまでの1級山岳に備えて無理に選手を送りこまず、ルイ・コスタのサポートに多くの選手を残した。

新城幸也は超級山岳の入り口までメイン集団の中でコスタをサポートしながら走るが、総合を狙うチームのペースアップにより集団は分裂。視界不良の中での下りに、新城はリスクを避けて慎重に下っていく。

 
集団の中で固まって走るランプレの選手たち Photo●Miwa IIJIMA
集団の中で固まって走るランプレの選手たち Photo●Miwa IIJIMA


この日も11名の選手がDNFとなるサバイバルレースとなる中、一番人数の多い集団に残った新城は先頭から19分遅れの124位でゴールした。

「今日も雨。雨。雨。 ガーミン(サイクルコンピュータ)の温度は3度だったが、雨に濡れた体で20km以上下っていると体感気温はもっと低く感じた。頂上は視界が50mぐらいしかなくて、ダウンヒルは神経を使いストレスフルだった。今日は逃げに送りこまなかったが、明日は逃げを狙う日。 しっかりとチームの期待に応えたい。 寒い。雨。としか言ってないスイスだけど、逃げるチャンスは明日なので頑張ります。」と新城は語った。

 


第7ステージは今大会最長の山岳ステージ 224.3km(アルボン〜ソールデン)。2669mまで駆け上ったところがゴール地点という難関コースとなる。【text&photo●Miwa IIJIMA】