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トレック・セガフレードのジャパンカップ・アフターパーティー@東京
レース
2016.10.28
栃木県宇都宮市で開催された、ジャパンカップサイクルロードレース(アジアツアー1.HC)に参加した米国のトレック・セガフレードは、大会翌日の10月24日に東京都内でトレック・ジャパンが開いたアフターパーティーに参加し、大勢のファンとの交流を楽しんだ。
今年は土曜日のクリテリウムがファビアン・カンチェッラーラ(スイス)の引退レースになり、そこでローカルヒーローの別府史之が連覇を果たし、大会をさらに盛り上げたトレック・セガフレード。アフターパーティーは、今年も抽選にハズレて参加できなかったファンがいるほどの人気ぶりだった。
今年もアフターパーティーの主役だったカンチェッラーラは「去年このパーティーにいた時は、まだ僕は選手だったけれど、今はもう選手じゃあない。もうレースは走らないからね」と、スピーチ。
「でも、トレックとは今後も一緒で、来年もまたここに戻って来たい。来られるかどうかは彼ら次第だが、ここはいつも特別で、あたたかく迎えてくれて、とてもサポートしてくれるから素晴らしいよ」と、引退後も来日する気持ちがあることを示してくれた。
それを受けてアフターパーティーを主催したトレック・ジャパンは「トレックのバイクをたくさん買ってくれたら、彼を呼びやすくなるから、皆さんよろしくお願いします」と、すかさず付け加えていた。
アフターパーティーでは昨年同様、参加者全員がカンチェッラーラとの時間を持つことを許され、サインをもらったり記念撮影をすることができた。しかし、開始前にフライングをしたファンには、カンチェッラーラから「公平にしたいから一度もらった人は、もう列に並ばないでね」というリクエストもあった。
その甲斐あってかサイン&撮影会はスムーズに進行。昨年よりも早く終了し、カンチェッラーラもデザートを食べて一息付ける時間を持っことができた。8月のリオデジャネイロ・オリンピックが最後のビッグレースだった彼に「何kg太った?」と聞いてみたら「わからないよ…3kgくらいかなあ」と答えてくれた。
サイン&撮影会で大勢のファンからたくさんのプレゼントを受け取ったカンチェッラーラに「帰りの荷物は大丈夫?」と、聞いてみたら「新しいスーツケースを買わなければならないね」と、言っていた。
パーティーの最後には、選手たちがレースで着用したチームジャージなどが当たる大抽選会もあり、大いに盛り上がった。そこでカンチェッラーラが「マドン、ドマーネ、エモンダを持っている人は、どれくらいいるの?」と、参加者にマーケティング・リサーチする一幕もあった。
ジャパンカップの後は、そのままベルギーに行ってパーティーに出席すると話していたカンチェッラーラ。アフターパーティーの2日後には、ヘットニュースブラッド紙が主催する年間最優秀選手賞『フランドリアン・トロフィー2016』の授賞式に出席し、生涯貢献賞を受賞した。
11月にはゲントのベロドロームで引退イベントも開催する予定で、“スパルタクス”は選手を辞めても忙しい日々が続きそうだ。