フレッシュ・ワロンヌでスペインのバルベルデが５勝目をマーク

 
ベルギー南部ワロン地方が舞台となるアルデンヌ・クラシックのフレッシュ・ワロンヌ（UCIワールドツアー）が４月19日に開催され、スペインのアレハンドロ・バルベルデ（モビスターチーム）が、５勝目を上げた。彼は2006年に今大会で初優勝し、2014年からは４連覇している。

２位はアイルランドのダニエル・マーティン（クイックステップフロアーズ）、３位はこれが初出場だったベルギーのディラン・トゥンス（ＢＭＣレーシングチーム）だった。

マーティンをアシストするルクセンブルクチャンピオンのボブ・ユンゲルス（クイックステップフロアーズ）が終盤逃げ続けたが、モビスターチームがきっちり集団を引き、ゴールのウイの坂の残り500メートルで彼を捕らえた。

最後はゴール手前でスパートしたバルベルデに誰も追いつけず、彼は弓を引く仕草すらみせるゆとりでフィニッシュラインを通過した。「自信と力、そしてずっとボクをサポートしてくれる偉大なチームに基づいた勝利だった」と、36歳のバルベルデは語っている。
　

 
■第81回フレッシュ・ワロンヌ結果［４月19日／ＵＣＩワールドツアー／ベルギー／204.5km］
１ アレハンドロ・バルベルデ（モビスターチーム／スペイン）5時間15分37秒
２ ダニエル・マーティン（クイックステップフロアーズ／アイルランド）+1秒
３ ディラン・トゥーンス（ＢＭＣレーシングチーム／ベルギー）+1秒
４ セルヒオ・エナオ（チームスカイ／コロンビア）+1秒
５ ミヒャエル・アルバズィーニ（オリカ・スコット／スイス）+1秒
６ ワレン・バルギル（チームサンウェブ／フランス）+1秒
７ ミハウ・クフィアトコフスキー（チームスカイ／ポーランド）+1秒
８ ルディ・モラール（ＦＤＪ／フランス）+1秒
９ ダヴィド・ゴデュ （ＦＤＪ／フランス）+1秒
10 ディエゴ・ウリッシ（ＵＡＥ・チームエミレーツ／イタリア）+1秒
102 新城幸也（バーレーン・メリダ／日本）+2分56秒
153 別府史之（トレック・セガフレード／日本）+12分40秒
(http://www.letour.fr/la-fleche-wallonne/2017/)
 

■個人ランキング
１ グレッグ・バンアーベルマート（ＢＭＣレーシングチーム／ベルギー）2458pts
２ フィリップ・ジルベール（クイックステップフロアーズ／ベルギー）1670pts
３ アレハンドロ・バルベルデ（モビスターチーム／スペイン）1495pts
４ ミハウ・クウィアトコウスキー（チームスカイ／ポーランド）1376pts
５ ペテル・サガン（ボーラ・ハンスグローエ／スロバキア）1245pts
６ アルベルト・コンタドール（トレック・セガフレード／スペイン）1143pts
７ セルヒオ・エナオ（チームスカイ／コロンビア）1102pts
８ ダニエル・マーティン（クイックステップフロアーズ／アイルランド）815pts
９ リッチー・ポート（ＢＭレーシングチーム／オーストラリア）812pts
10 ジュリアン・アラフィリップ（クイックステップフロアーズ／フランス）785pts

■チームランキング
１ クイックステップフロアーズ（ベルギー）6694pts
２ ＢＭＣレーシングチーム（米国）4960pts
３ オリカ・スコット（オーストラリア）3922pts
４ チームスカイ（英国）3752pts
５ モビスターチーム（スペイン）3590pts
(http://www.uci.ch/road/ranking/)
 

 
ベルギーで開催されているアルデンヌ・クラシックに、日本から別府史之（トレック・セガフレード）と新城幸也（バーレーン・メリダ）の２人が参戦中だ。水曜日に開催されたフレッシュ・ワロンヌ（ＵＣＩワールドツアー）は、新城が2分56秒遅れの102位、別府が12分40秒遅れの153位だった。２人は日曜日に開催されるリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ（ＵＣＩワールドツアー）にも参戦予定だ。