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DOWNHILL SERIES #2 スラムパークで泉野龍雅が2連勝!
イベント
2017.06.26
2017年6月17日(土)〜18日(日)に愛知県で開催されたDOWNHILL SERIES 第2戦 SRAM PARK大会。例年、雨のイメージが強いが、今年は梅雨入りしたものの なかなか雨が降らず、珍しく晴天でのレースとなった。
もともとSRAM代理店であるダートフリークが部品開発のためのテストコースとして採石場跡地を買い取り、整備されたこの会場。現在は会員制のモトクロスバイク&MTB専用のライディングパークとして一般にも解放されており、年間を通して走り込んでいるローカルライダーたちの姿が目立つ。昨年、一昨年と2年連続でPROクラスライダーを退け、賞金10万円を持って帰っている18歳の若者・井岡佑介(重力技研/GLcomponents)もその一人。今年も勝って3連覇を果たすのか、それともPROライダーたちが意地を見せるのかに注目が集まった。
コースは約430m、標高差48m。常設コースを基本に、コーステープを使用してレイアウトをアレンジ。昨年よりもコーナーの数が増え、中間地点は2ルートから選択できる設定へと変更された。左右に連続するバンクとジャンプを組み合わせたレイアウトは、バイクコントロールのあらゆる要素が問われるごまかしの効かないコース。梅雨を飛び越した夏のような暑さに、ただでさえ水はけの良いコースはバフバフに乾き、風の強さも相まって砂埃が盛大に舞い上がる。
ここのポイントは、コース全てが見えること。名古屋から1時間というアクセスの良さあって、コース脇にはたくさんの観客が並ぶ。だからこそ気合いが入ると同時に、ストレスも感じるだろう。メンタルの強さもこのコース攻略の鍵だ。
もともとSRAM代理店であるダートフリークが部品開発のためのテストコースとして採石場跡地を買い取り、整備されたこの会場。現在は会員制のモトクロスバイク&MTB専用のライディングパークとして一般にも解放されており、年間を通して走り込んでいるローカルライダーたちの姿が目立つ。昨年、一昨年と2年連続でPROクラスライダーを退け、賞金10万円を持って帰っている18歳の若者・井岡佑介(重力技研/GLcomponents)もその一人。今年も勝って3連覇を果たすのか、それともPROライダーたちが意地を見せるのかに注目が集まった。
コースは約430m、標高差48m。常設コースを基本に、コーステープを使用してレイアウトをアレンジ。昨年よりもコーナーの数が増え、中間地点は2ルートから選択できる設定へと変更された。左右に連続するバンクとジャンプを組み合わせたレイアウトは、バイクコントロールのあらゆる要素が問われるごまかしの効かないコース。梅雨を飛び越した夏のような暑さに、ただでさえ水はけの良いコースはバフバフに乾き、風の強さも相まって砂埃が盛大に舞い上がる。
ここのポイントは、コース全てが見えること。名古屋から1時間というアクセスの良さあって、コース脇にはたくさんの観客が並ぶ。だからこそ気合いが入ると同時に、ストレスも感じるだろう。メンタルの強さもこのコース攻略の鍵だ。
タイムドセッションは、開幕戦・十種ヶ峰(山口県)で優勝したPROクラスの泉野龍雅が53秒208で1位。0.627秒差の53秒835で井岡佑介が2位、そして弟の井岡計太(重力技研/GLcomponents)が54秒096で3位、そして4位と5位にはローカルライダーの山田淳一(重力技研/GLcomponents)、山川瑠偉(グローカルバイク)が続いた。
日曜日。太陽には薄く雲がかかり、前日よりは走りやすい気温だが、相変わらずスーパードライなコンディションで、スタッフは朝からコースに水を撒く。
本戦のエリートクラスではやはり井岡佑介が前日の泉野のタイムを上回る51秒864のタイムでサラリと優勝をさらい、2位に続いた弟の計太と共にPROクラスに挑戦する下克上の権利を得た。
注目のPROクラス、下克上の井岡佑介が暫定トップタイムとなる51秒712、井岡計太は52秒457、持病のヘルニアからくる腰痛で前日のタイムドセッションを走れなかった阿藤は54秒260、田丸裕もクラッシュで及ばず、残すライダーは一人。最終走者としてスタート地点でのプレッシャーはいかばかりだったか、観客もみな息をのむなかで泉野がスタート。丁寧でスムーズな走り。そして、読み上げられたタイムは51秒039! 井岡のタイムを0.673秒上回り、井岡の3年連続優勝はならず。同時に、泉野の2連勝が決まった。
レース後、悔しそうな表情を隠すことなく表彰台へ立った井岡。「悔しいです。どこでタイムが開いているかもよく分かっているので、次は圧倒的なタイム差で勝てるようにします。ここが到達点ではないので。」と話した。
一方、怪我で監督業に専念する井手川直樹(AKI FACTORY/STRIDER)と共に、試走では動画を撮ってコースのライン取りを何度も見返し、情報交換をしながら繰り返し練習を重ねた泉野は、「シーズンオフの間からジムへ通い、カラダを作っています。やるべきことをやっていますから。」と自身の優勝を、勝者としてしっかり受け止めていた。ちなみに、泉野は18歳、井岡佑介も18歳、計太は16歳と、20歳以下の若者達の熱い闘いでもあった。
エリート女子クラスは、普段はオートバイライダーだという山口恵子が初出場で初優勝。
エキスパート男子クラスは、ローカルである吉川邦岳(DKMC)が優勝し、次戦からエリートクラスへ。
スポーツ男子は山本ファビアノ(Brotherhood)が優勝。
ファーストタイマー男子では玉置勝孝(ダブルナットレーシング)、XC BIKEクラスでは渡辺速人が優勝した。
今会場のエントリー費には大人より安く設定された小学生料金があることもあって、10人の小学生がエントリー。DOWNHILL SERIESは原則としての参加資格は中学生以上だが、小学生だからといって特別扱いはせず、大人と同じコースを大人に混じって練習をする、DH競技はあくまでも速い者が優先ということを理解してもらった場合にだけ小学生を受け入れている。
今回も試走前に小学生ライダーとその保護者に向けたミーティングを行った。フルフェイスヘルメットが大きく見えるほど小さなカラダでコースを下ってくる姿にはヒヤヒヤもするが、みんな一人前にライダーだ。DOWNHILL SERIESを始めてから4年。そうやって小学生のうちから大人に混じって走っていた子供達が中学生になり、CJへ挑戦していく。これからのMTB界を担うライダーを育てるという意味では、小学生ライダーの受け入れもDOWNHILL SERIESの存在意義かもしれない。10人もの小学生が走る姿、そして同じコースで10代の若手が日本トップクラスの熱い闘いを繰り広げる姿を見てそう思わされた第2戦 SRAMPARKだった。
第3戦 福井和泉MTB PARKは2017年7月1日(土)-2日(日)に開催される。
大会事務局:SLmedia
参加者 問合せ先:mail@dhseries.jp
ホームページ:dhseries.jp
FACEBOOK:https://www.facebook.com/dhseriesjp