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ツール・ド・フランス第4ステージで世界チャンピオンのサガンが失格!

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サガンは前日のステージで区間優勝したばかりだった (photo : Luca Bettini/BettiniPhoto©2017)
サガンは前日のステージで区間優勝したばかりだった (photo : Luca Bettini/BettiniPhoto©2017)
7月4日に開催されたツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)第4ステージのゴールスプリントで、英国のマーク・カヴェンディッシュ(チームディメンションデータ)を落車させる違反行為があったとして、世界チャンピオンのペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)に失格の処分が下された。

サガンとカヴェンディッシュは、フィニッシュラインの手前数100メートルでアレクサンダー・クリストフ(チームカチューシャ・アルペシン)、アルノー・デマール(FDJ)らの右後方にいた。カヴェンディッシュが右側のフェンス沿いに進んでいた時、サガンが車体を寄せただけでなく、右ヒジを突き出してカヴェンディッシュを押しやったため、カヴェンディッシュはフェンスの支柱にぶつかって転倒した。

そしてすぐ後方を走っていたジョン・デゲンコルプ(トレック・セガフレード)とベン・スウィフト(UAE・チームエミレーツ)も、倒れたカヴェンディッシュにぶつかって巻き込まれた。

カヴェンディッシュが所属するチームディメンションデータからのアピールを受け、当初UCIのレース審判は、区間2位でゴールしたサガンを区間115位への降格処分とし、30秒のペナルティタイムを課した。

ところがゴールから2時間近く経過した後で、レース審判は判定を変え、世界チャンピオンのサガンを失格処分としたのだ。これで彼の6年連続マイヨ・ベール獲得という記録もなくなってしまった。
(http://www.letour.fr/le-tour/2017/us/)