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ツール・ド・フランス第6ステージは集団ゴールスプリントでキッテルが2勝目

レース

第104回ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)は、7月6日にブズールからトロワまでの216kmで第6ステージを競い、集団ゴールスプリントでドイツのマルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ)が圧勝し、今大会2勝目を上げた。

総合上位に変動はなく、マイヨ・ジョーヌは英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)が守った。
 
 
MAP : ASO
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第6ステージは193選手が出走。快晴で気温はレース中37度Cにまで上がった。スタートしてすぐにペリグ・ケムヌール(ディレクトエネルジー)、フレデリク・バカールト(ワンティ・グループゴベール)、ヴェガールステイク・ラエンゲン (UAE・チームエミレーツ)がアタックし、この日の逃げを作った。

ベルギーのバカールトは第3ステージにつづいて2度目の逃げだった。3人は順調にタイム差を広げ、30km地点で4分に達した。集団はスプリンターを擁するチームがコントロールしていたが、まだリラックスしていた。

この日2カ所あったカテゴリー4の丘は、両方ともケムヌールが先頭で通過。彼はもう33歳だが、ツールに出場したのはこれが4回目だった。ゴールまで残り63kmで、集団からローラン・ピション(フォルテュネオ・オスカロ)が飛び出して前を追ったが、合流できず集団に引き戻された。

ゴールまで残り20kmで、3人のタイム差はもう1分しかなかった。集団がゴールスプリントの準備を始めて加速を始めると、後方では遅れる選手たちが出始めた。3人の逃げはゴールまで残り3kmでチームディメンションデータが引く集団に吸収された。

集団の先頭はチームディメンションデータが列車を作って引き続け、フラム・ルージュへと突入。そこからノルウエーのエドワルド・ボアッソンハーゲン(チームディメンションデータ)が先頭に立ち、ゴールを目指したが、その後方には優勝候補たちがしっかり控えていた。

残り300メートルのカーブをボアッソンハーゲンが先頭で曲がったあと、右側からマイヨ・ベールのアルノー・デマール(エフデジ)がスパート。アンドレ・グライペル(ロット・スーダル)との一騎打ちになるかと思われたが、集団の左後方から上がってきたキッテルがあっという間に先頭に飛び出し、車体1つ分の差を付けて優勝した。

区間2位はデマール、3位はグライペルで、第2ステージをキッテルが制した時と同じトップ3という結果で終わった。キッテルはこれでツールの通算区間優勝数が11勝になった。


■今年のツールで2勝目を上げたキッテルのコメント
「チームをとても誇りに思っていると言いたい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。リエージュとは本当に異なっていた。彼らは僕を最高のポジションに置いてくれて、それをキープしてくれた。それは勝利にはとても重要な事だった。デマールが飛び出すのを見て、最後の150メートルで頑張った。ライバルたちが飛び出したとき、ちょっと後方にいたからね。

マイヨ・ベール(獲得)はそんなに遠くはないけれど、最も重要なのは勝利だ。それもマイヨ・ベールを取るのに大きなアドバンテージをもたらしてくれるからだ。中間スプリントでもポイントを取るつもりだ。そして1週間半でどうなっているか見てみよう」
 
 
 
 

■第6ステージ結果[7月6日/ブズール〜トロワ/216km]
1 マルセル・キッテル(クイックステップフロアーズ/ドイツ)5時間05分34秒
2 アルノー・デマール(FDJ/フランス)
3 アンドレ・グライペル(ロット・スーダル/ドイツ)
4 アレクサンダー・クリストフ(チームカチューシャ・アルペシン/ノルウエー)
5 ナセル・ブアニ(コフィディス/フランス)
6 ディラン・フルーネウェーヘン(チームロットNL・ユンボ/オランダ)
7 マイケル・マシューズ(チームサンウェブ/オーストラリア)
8 ダニエル・マクレー(チームフォルテュネオ・オスカロ/英国)
9 リュディゲル・ゼーリッヒ(ボーラ・ハンスグローエ/ドイツ)
10 ジョン・デゲンコルプ(トレック・セガフレード/ドイツ)
131 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+52秒
■第6ステージまでの総合成績(マイヨ・ジョーヌ)
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)23時間44分32秒
2 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)+12秒
3 ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)+14秒
4 ダニエル・マーティン(クイックステップフロアーズ/アイルランド)+25秒
5 リッチー・ポート(BMCレーシングチーム/オーストラリア)+39秒
6 サイモン・イエーツ(オリカ・スコット/英国)+43秒
7 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+47秒
8 アルベルト・コンタドール(トレック・セガフレード/スペイン)+52秒 
9 ナイロ・キンタナ(モビスターチーム/コロンビア)+54秒
10 ラファウ・マイカ(ボーラ・ハンスグローエ/ポーランド)+1分01秒
105 新城幸也(バーレーン・メリダ/日本)+14分56秒
[各賞]
■ポイント賞(マイヨ・ベール):アルノー・デマール(FDJ/フランス)
■山岳賞(マイヨ・アポワ):ファビオ・アルー(アスタナプロチーム/イタリア)
■新人賞(マイヨ・ブラン):サイモン・イエーツ(オリカ・スコット/英国)
■チーム成績:チームスカイ(英国)
■敢闘賞:ヴェガールステイク・ラエンゲン (UAE・チームエミレーツ/ノルウエー)
(http://www.letour.fr/le-tour/2017/us/)
 
 

7月7日はトロワからニュイ・サン・ジョルジュまでの213.5km、平坦な第7ステージが行われる。
 

 
MAP : GEOATRAS / ASO
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MAP : ASO
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第6ステージのハイライト映像


Summary - Stage 6 - Tour de France 2017 投稿者 tourdefrance_en