ニュース
スペシャライズドの2018ラインナップが集結!「SPECIALIZED WAY ‘’THE FUTURE IS HERE’’」レポート
イベント
2017.09.27
スペシャライズドの考える未来とは、いったい何が待っている?
入り口すぐにはSワークスターマックシリーズがズラリ。「ライダーファストエンジニア-ド」という、全てのライダーにとって最適な性能・乗り心地を与えるという技術が遺憾なく発揮されたレースバイクだ。
そんなターマックから振り返ると目に飛び込んでくるのが、スペシャライズドの歴史において初めてのプロダクツである”ボトル”。さすがにその当時のものではないが、最新モデルが壁一面に展示されている姿だ。本国でオーダーボトルとして制作されたものを集めて、それをひとつずつ並べたという圧倒的な数、それはまさに”インスタ映え”。ちなみに2018年より50本単位でオーダーボトルのサービスもスタートするということだ。
それとともに、専用のデバイスでプレッシャーマッピングを行い、座骨の幅や足のサイズも測定。それを組み合わせることで、最低限の手順でより高精度のフィッティングが可能となったもの。
そしてマッチは最低限の手順でそのひとにぴったりの一台を見つけ出すシステムであり、その上位にこれまでの「リトゥール」を用意する。自身のバイクをミリ単位で調整し、サドル高からクランク長までをのりながら変化させて行くことができるそのリトゥールに、新たにその人に合わせてシューズのソールをその場でカスタムできるサービスもスタートする。
腰をかけて、まるで砂場に足を埋め込むように専用の機器に足を入れると、その場で足型を計測。取った型に沿ってソールを成型し、スペシャライズドの得意とするシューズにはめ込むことで、かかとのアーチから土踏まずまでそのライダーにぴったりのフィット感を手に入れることができる。
そういったボディージオメトリーと上記のライダーファストエンジニア-ドの要素。スペシャライズドは、それこそがまさにここれからの未来の自転車製品開発の姿であると言う。つまりは計測したライダーのデータとニーズ蓄積し、それらから導き出されたバイクの性能を全てのバイクに当てはめていく。
乗り手が思い描く理想の一台へとカスタムして作りあげ、それでいて性別も体のサイズも求めるものも全て違った人々に対して、最適な乗り味を提供する事ができる。そんなバイク作りこそがスペシャライズドの目指す「未来」であり、この展示会場ではその姿がはっきりと示されていたようである。
(text&photo:江里口恭平)