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台湾KOMチャレンジ2017が開催。優勝はバーレーンメリダのニバリ
レース
2017.11.09
バーレーン・メリダの二バリが独走優勝!
この太魯閣渓谷を舞台としたイベントは台湾の自転車文化を盛り上げる「自行車」として一年を通して様々なイベントが開催されている。その中で今年の6月にも同コースを使い「台湾ヒルクライムチャレンジ」が開催される予定であった。しかしながらその大会前日に、参加予定だった日本人サイクリストが同コースの試走中に落石により亡くなるという痛ましい事故がおき、中止となっていた。
前夜祭の際に主催者側に、今回の開催に際して話を聞くと「私たちは今回の開催に向け、より安全面に配慮しています。コース上に多くの人員やサポート体制など安全管理を徹底し、日本のサイクリストの皆さんが無事にこのレースを楽しんでもらいたいです」と話す。
前日メディア向けにコースのチェックが行われたが、いくつかの個所では荒れた路面や斜面に追加の工事が施されており、本大会に向け急ピッチで作業が進められたことがうかがえた。
先述の通りニュートラルでスタートした集団の中には、チームで参加したバーレーン・メリダ、BMCレーシングチームなどでかつて活躍し現役引退したカデル・エヴァンス、チーム右京のオスカル・プジョル、そして日本人選手として2017年乗鞍覇者の森本誠選手やJプロのエリートライダーなど数々の選手の姿が見える。
ニュートラルが解除された区間からはアタックが頻発。約60km地点からは集団のペースが一気に上がり、そこからは実力者たちの本格的なレースが展開された。
結果として3時間19分54秒というトップタイムを叩き出したのは、バーレーン・メリダのエース、ヴィンセンツォ・二バリ選手!2位のオスカル・プジョル選手に約1分半の差を付けて独走優勝を果たした。
編集部・エリグチも実走取材!
標高が上がって行くに従って勾配は上がっていき、何より空気が薄くなって呼吸が思うようにできなくなっていく。これが本当につらい。もう脚をついてあきらめようかと考えがよぎったが、たまたま側で走っていた日本人選手たちと励まし合っているうちに、なんとか最もきつい激坂地点もクリアできた。
森林限界を迎えた山頂の中にぽつりと、そしてひときわにぎやかなゴール地点を捉えて、こんなに青空に近づいたのは生まれて初めてだななんて思いながらあと少しだけ踏み込んだ。
(text:Kyohei Eriguchi photo:taiwankomchallenge2017/Kyohei Eriguchi)
リザルト
1位 ヴィンセント・ニバリ(バーレーン・メリダ) 3時間19分54秒04
2位 オスカル・プジョル(チーム右京)3時間21分25秒27
3位 ジョン・エヴセン 3時間24分21秒96
4位 キャメロン・ピッパー 3時間24分44秒85
5位 エドモンド・ジェームス 3時間24分55秒02
6位 フィリップ・シュワン 3時間28分58秒54
7位 ジョー・スティーヴンス 3時間30分35秒73
8位 森本誠 3時間30分54秒87
9位 才田直人 3時間33分49秒60
10位 カデル・エヴァンス 3時間34分25秒83
問・台湾KOMチャレンジ2017
2位 オスカル・プジョル(チーム右京)3時間21分25秒27
3位 ジョン・エヴセン 3時間24分21秒96
4位 キャメロン・ピッパー 3時間24分44秒85
5位 エドモンド・ジェームス 3時間24分55秒02
6位 フィリップ・シュワン 3時間28分58秒54
7位 ジョー・スティーヴンス 3時間30分35秒73
8位 森本誠 3時間30分54秒87
9位 才田直人 3時間33分49秒60
10位 カデル・エヴァンス 3時間34分25秒83
問・台湾KOMチャレンジ2017