ニュース
全国初! 天浜線の無料レンタル輪行バッグは前輪を外すだけでOK
その他
2017.11.13
浜名湖の北岸を走る第三セクター鉄道の天竜浜名湖線で10月から、サイクリストを対象に輪行バッグを無料でレンタルするサービスが始まった。鉄道事業者による輪行袋の無料レンタルは全国初という。
一般的な輪行袋は車輪やペダルを取り外すなど分解梱包に手間がかかるが、同サービスでは前輪を外すだけで分解作業が済む輪行バッグを開発。サイクリストの利便性に配慮している。
一般的な輪行袋は車輪やペダルを取り外すなど分解梱包に手間がかかるが、同サービスでは前輪を外すだけで分解作業が済む輪行バッグを開発。サイクリストの利便性に配慮している。
金属スタンドで支える自立式
無料レンタル輪行バッグは自立式スタンド、前輪とフレームおよびハンドルを覆う各カバーからなる。スタンドは鉄製だが、同線を運営する天竜浜名湖鉄道(静岡県浜松市)は「女性でも片手で楽に持てる軽さ」と話す。
使い方は、まず自転車の前輪を外して前輪カバーに収納。次に後輪をスタンドに固定し、フレームとハンドルにそれぞれカバーをかけて完了する。スタンドの取手と自転車のフレームを握って持ち運ぶ。簡単な輪行作業で済み、自立式のため列車内で自転車が横倒しになる心配が少ない。
輪行バッグの貸出と返却は同線の有人6駅のみで可能。列車1本に最大5台まで持ち込め、会社では輪行バッグを30セット用意した。輪行バッグの製作はミソノイサイクル(浜松市)が担当している。
使い方は、まず自転車の前輪を外して前輪カバーに収納。次に後輪をスタンドに固定し、フレームとハンドルにそれぞれカバーをかけて完了する。スタンドの取手と自転車のフレームを握って持ち運ぶ。簡単な輪行作業で済み、自立式のため列車内で自転車が横倒しになる心配が少ない。
輪行バッグの貸出と返却は同線の有人6駅のみで可能。列車1本に最大5台まで持ち込め、会社では輪行バッグを30セット用意した。輪行バッグの製作はミソノイサイクル(浜松市)が担当している。
「輪行は作業が面倒」サイクリストの声反映
「サービスありきではなく、サイクリストの要望に応える中で実現した」と同社。サービス開始を静岡新聞ほか地元紙が報じたが、同社は「まだ利用者が少なく、周知拡大が課題。サービスを利用してハマイチなどのサイクリングに訪れてほしい」と話している。
レンタル時間は9時から16時。利用時に保証金1千円を預かり、事前予約を優先する。問い合わせは同社営業課(053−925-2276)まで。(斉藤円華)