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スペインのバレンシア一周でバルベルデが総合優勝

レース
左から総合2位のサンチェス、総合優勝したバルベルデ、総合3位のフルサング
左から総合2位のサンチェス、総合優勝したバルベルデ、総合3位のフルサング
 
スペイン南部のバレンシア地方で開催されていた第69回ボルタ・ア・ラ・コムニタト・バレンシアナ(バレンシア一周/ヨーロッパツアー2.1)が2月4日に閉幕し、地元スペインのアレハンドロ・バルベルデ(モビスターチーム)が3度目の総合優勝を果たした。

バルベルデは昨年7月のツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)第1ステージに行われた個人タイムトライアルで転倒して左膝蓋骨と距骨を骨折。ツールを初日にリタイアしただけでなく、シーズン後半を棒に振ってしまった。

今シーズンに入り、バルベルデは1月後半にスペインのマヨルカ島で開催されたチャレンジ・マヨルカ・シリーズでレースに復帰。すでに第2戦で3位に入る好調ぶりを見せていた。

チャレンジ・マヨルカ・シリーズに続いて開催されたバレンシア一周では、第2ステージでアスタナプロチームのルイスレオン・サンチェス、ヤコブ・フルサングの2人と一緒に逃げ切り、区間優勝して総合首位に立った。

翌日のチームタイムトライアルは悪天候で総合成績がニュートラルになったため、第4ステージが総合争いの最終決戦になったのだが、バルベルデはこのステージも制し、総合優勝を確実なものとした。

バルベルデは今大会で2004年、2007年にも総合優勝していて、これが3度目だった。この勝利は彼にとって通算111勝目になる。


■ツールのケガから復活してバレンシア一周で総合優勝した37歳のバルベルデのコメント「この勝利は、僕が回復した後の数カ月間、我々が行った偉大で過酷な努力に対する報酬だ。この勝利がどのようにしてもたらされたか、自分が苦しめられた深刻な落車とケガを克服するためにしなければならなかった全てのことを知っているからこそ、私はとても満足している。この気分は、14年前にこのレースで初めて優勝したときとは全く異なっているよ」

 
総合リーダージャージを着て第4ステージで優勝したバルベルデ 
総合リーダージャージを着て第4ステージで優勝したバルベルデ 
 
■第69回ボルタ・ア・ラ・コムニタト・バレンシアナ(バレンシア一周) 個人総合最終成績
[1月31日~2月4日/ヨーロッパツアー2.1/スペイン]

1. VALVERDE Alejandro (MOVISTAR TEAM / ESP) 16:14:53
2. SANCHEZ Luis León (ASTANA PRO TEAM / ESP) +00:14
3. FUGLSANG Jakob (ASTANA PRO TEAM / DEN) +00:26
4. YATES Adam (MITCHELTON - SCOTT / GBR) +00:37
5. HERRADA Jesus (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / ESP) +00:48
6. ROGLIC Primoz (TEAM LOTTO NL - JUMBO / SLO) +00:49
7. BILBAO Pello    (ASTANA PRO TEAM / ESP) +00:54
8. KREUZIGER Roman (MITCHELTON - SCOTT / CZE) +00:57
9. FRANKINY Kilian (BMC RACING TEAM / SUI) +01:03
10. ANTUNES Amaro (CCC SPRANDI POLKOWICE / POR) +01:09
142. NAKANE Hideto (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / JPN) +36:16

[各ステージの優勝者]
■STAGE 1 : Van Poppel, Danny (Team Lotto NL-Jumbo / NED) 
■STAGE 2 : Valverde, Alejandro (Movistar Team / ESP)
■STAGE 3 : BMC Racing Team (USA)
■STAGE 4 : Valverde, Alejandro (Movistar Team / ESP)
■STAGE 5 : Jurgen Roelandts (BMC Racing Team / BEL)  

公式サイト