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NIPPO・ヴィーニファンティーニがミラノ〜サンレモ2018出場。初山翔が初挑戦

レース
イタリアでのUCIワールドツアー3連戦の最終戦となるのは、3月17日開催、“ラ・プリマベーラ(春)”の愛称で親しまれるワンデーレース「ミラノ〜サンレモ」。

ミラノ〜サンレモはその名前の通り、イタリア最大の都市ミラノから、フランス国境にも近い観光地サンレモまで、291kmの距離を駆け抜けるレース。走行距離291kmは現存するワンデーレースでは世界最長距離となっており、レース時間は7時間を越える。

初開催は1907年。イタリアにおいて、1906年初開催の秋のクラシックレース「イル・ロンバルディア」に次ぐ2番目に古いレースで、“モニュメント”と呼ばれる世界5大クラシックレースの最初の一戦になる。

コースは序盤に平坦が続き、内陸部から海沿いへ出るさいにトゥルキーノ峠を越える。海岸線を出てからは、終盤に連続する登坂区間の勝負どころに向けて集団はペースアップしていき、例年、勝負を大きく左右するのは、フィニッシュまで21.5kmのチプレッサ、5.4kmのポッジオの上りとなる。少人数でのゴールスプリントの展開になることも多く、300km近い距離を走行し、最後の登坂区間やスプリントで勝負する脚をどれだけ残しておけるかがカギ。

 


NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、シーズン最初の目標をミラノ〜サンレモに設定しているマルコ・カノラがエースを務める。昨年の同大会をカノラは20位で終えており、今年はこれを上回る結果を狙う。

日本人選手はティレーノ〜アドリアティコに引き続いて初山翔が参戦。中3日での参戦となるが、大会前は回復に専念し、当日は世界最高峰の格式ある大会に出場できるチャンスを活かして、チームのために走るとともに、今後に繋げる多くの経験を積んでいく。また初山だけでなく、マルコ・ティッツァ、ダミアーノ・チーマがミラノ〜サンレモ初出場となる。
  
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ出場選手
初山翔
マルコ・カノラ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
シモーネ・ポンツィ(イタリア)
フアンホセ・ロバト(スペイン)
マルコ・ティッツァ(イタリア)
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
監督: マリオ・マンゾーニ 

Milano - Sanremo(ミラノ〜サンレモ)
開催期間/2018年3月17日(土)
カテゴリー/2. UCIワールドツアー
開催国/イタリア 
公式サイト   

DAZN(ダ・ゾーン)2018サイクルロードレース配信予定

 

初山翔のコメント

世界で一番美しいとされるミラノ〜サンレモに出走することができて、とても光栄にうれしく思う。
世界最長距離の300kmを一漕ぎ一漕ぎ、噛みしめるように走りたい。
 

マリオ・マンゾーニ監督のコメント

春のクラシックレースでチームのエースを務めるのは間違いなくマルコ・カノラ。ティレーノ〜アドリアティコで示したとおり、とてもいいコンディションに仕上がっていて、良い結果が期待できるだろう。

他のメンバーたちは、最後のポッジオの上りを前に、できるかぎりカノラを良いポジションに連れていくことが仕事になる。初山もティレーノでは良いステージがあったので、彼の頑張りにも期待したい。
 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ
今後のレーススケジュール(予定)   
   
3月17日 Milano-Sanremo イタリア 1.ワールドツアー
3月21日 Driedaagse De Panne-Koksijde ベルギー ヨーロッパツアー1.HC
3月22日〜25日 Settimana Internazionale Coppi e Bartali イタリア ヨーロッパツアー2.1
3月31日 Volta Limburg Classic オランダ ヨーロッパツアー1.1
4月15日 Amstel Gold Race オランダ 1.ワールドツアー 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ公式サイト