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UCIワールドツアーのドワールス・ドール・ブラーンデレンで地元ベルギーのランパールトが連覇

レース
左から2位のトゥニセン、連覇したランパールト、3位のヴァンマルケ
左から2位のトゥニセン、連覇したランパールト、3位のヴァンマルケ
 
ロンド・バン・ブラーンデレン開催まであと4日になったベルギー北部フランダース地方で、3月28日に最後の調整レースとなるドワールス・ドール・ブラーンデレン(UCIワールドツアー)が開催された。

ベルギー北部は連日典型的なフランダース天気で、この日も気温は7度C程度と低く、スタートからゴールまで冷たい雨が降り続き、最後に先頭で生き残ったのはたった5選手だった。

そこから残り1kmを切ったところで、昨年今大会で優勝した地元ベルギーのイヴ・ランパールト(クイックステップフロアーズ)がロングアタックを決め、そのまま独走で連覇を果たした。


2位にはオランダのマイク・トゥニセン(チームサンウェブ)、3位にはベルギーのセップ・ヴァンマルケ(チームEFエデュケーションファースト・ドラパック・P/Bキャノンデール)が入った。


ドワールス・ドール・ブラーンデレン(フランダース横断レース)は、昨年UCIワールドツアーに昇格したセミ・クラシックレースだが、昨年は有力選手があまり参加しなかった。そのためロンド・バン・ブラーンデレンの調整レースというステータスを獲得するために日程を変更し、これまでこの週に開催されていたドパンヌの3日間レースを追い出す形になった。

その甲斐があってか、今年は石畳区間があるツール・ド・フランスの予行演習でスペインのアレハンドロ・バルベルデとコロンビアのナイロ・キンタナ(モビスターチーム)が参加し、話題を呼んでいた。

バルベルデは終盤先頭グループに残り、最終的には11位でゴールした。悪天候にも関わらず、驚いたことにキンタナも6分47秒遅れの集団でレースを完走していた。
 

■UCIワールドツアーのドワールス・ドール・ブラーンデレンを連覇したランパールトのコメント
「天候がレースに影響するだろうと僕たちは知っていた。だから計画は2つあった。ヴィヴィアーニでスプリントするか、あるいは彼がレース終盤にいなければ、他の誰かのためにレースをとても厳しいものにするかだった。

ヴィヴィアーニが後方に捕まってしまった時、テルプストラ、シュティバルと一緒に僕たちはレースを厳しいものにする決断を下し、何が起こるか様子を見た。とりわけ雨と寒さは選手たちを苦しめ、大勢が限界に達していた。

闘いが始まり、バンマルケがアタックしたとき、テルプストラが僕に「行け!」と言った。それで飛び出して、先頭グループに入ったんだ。僕たちは協力しあって、最後にいいアドバンテージを得るためにエンジン全開で行ったよ」
 
地元で連覇を果たし、ファンを熱狂させたランパールト 
地元で連覇を果たし、ファンを熱狂させたランパールト 

■第73回ドワールス・ドール・ブラーンデレン(フランダース横断レース)結果
[3月28日/UCIワールドツアー/ベルギー/180.1km]

1. LAMPAERT Yves (QUICK - STEP FLOORS / BEL) 4:09:40
2. TEUNISSEN Mike (TEAM SUNWEB / NED) 00:02
3. VANMARCKE Sep (TEAM EF EDUCATION FIRST - DRAPAC P/B CANNONDALE / BEL) 00:02
4. HAGEN Edvald Boasson (TEAM DIMENSION DATA / NOR) 00:02
5. PEDERSEN Mads (TREK - SEGAFREDO / DEN) 00:02
6. ŠTYBAR Zdenek (QUICK - STEP FLOORS / CZE) 00:29
7. BENOOT Tiesj (LOTTO SOUDAL / BEL) 00:30
8. VAN AVERMAET Greg (BMC RACING TEAM / BEL) 00:59
9. TERPSTRA Niki (QUICK - STEP FLOORS / NED) 00:59
10. STUYVEN Jasper (TREK - SEGAFREDO / BEL) 00:59

レース公式サイト

 
女子のレースで優勝したエレン・ファンダイク(チームサンウェブ/右)と記念撮影に収まったランパールト 
女子のレースで優勝したエレン・ファンダイク(チームサンウェブ/右)と記念撮影に収まったランパールト 
スタート前のチームプレゼンテーションで、ベルギーのレースファンにスペイン語で挨拶をしたキンタナ 
スタート前のチームプレゼンテーションで、ベルギーのレースファンにスペイン語で挨拶をしたキンタナ 
典型的なフランダースの悪天候にもかかわらず、レースを完走したキンタナ 
典型的なフランダースの悪天候にもかかわらず、レースを完走したキンタナ 

UCIワールドツアーランキング2018

■個人ランキング
1. VALVERDE Alejandro (MOV / SPAIN) 1079pts
2. SAGAN Peter (BOH / SLOVAKIA) 951pts
3. IMPEY Daryl (MTS / SOUTH AFRICA) 861.57pts
4. BENOOT Tiesj (LTS / BELGIUM) 861pts
5. VIVIANI Elia (QST / ITALY) 817pts
6. DEMARE Arnaud (GFC / FRANCE) 792pts
7. YATES Simon Philip (MTS / GREAT BRITAIN) 760pts
8. SOLER Marc (MOV / SPAIN) 745pts
9. KWIATKOWSKI Michal (SKY / POLAND) 613.43pts
10. VANMARCKE Sep (EFD / BELGIUM) 575pts

■チームランキング
1. QUICK - STEP FLOORS (QST / BELGIUM) 3648pts
2. MITCHELTON - SCOTT (MTS / AUSTRALIA) 3144.99pts
3. MOVISTAR TEAM (MOV / SPAIN) 2725pts
4. BMC RACING TEAM (BMC / UNITED STATES OF AMERICA) 2505.99pts
5. BORA - HANSGROHE (BOH / GERMANY) 2347pts
6. TEAM SKY (SKY / GREAT BRITAIN) 2144.01pts
7. BAHRAIN - MERIDA (TBM / BAHRAIN) 2079pts
8. LOTTO SOUDAL (LTS / BELGIUM) 1811pts
9. AG2R LA MONDIALE (ALM / FRANCE) 1618pts
10. ASTANA PRO TEAM (AST / KAZAKHSTAN) 1446pts

(UCIワールドツアーランキング公式サイト)