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スペシャライズドから究極のトレイルバイク「スタンプジャンパー」登場!
新製品
2018.04.17
大規模なフィールドテストをフィードバックし開発
前作「スタンプジャンパー」ももちろん良いバイクでしたが、若干の剛性不足でハラハラしたセクションを心から楽しめるバイクではなかったと認めざるをえない。そこでスタンプジャンパーの限界性能を向上させるために、MTB専用の剛性テストを開発。手と足が路面から別々の動きを受けると、ライダーが不快に感じるということがわかった。
フロントエンドの剛性を最適化するために、大規模なフィールドテストを行った。 テストフレームで実走したフィードバックをもとに、フレームに更なるカーボン層を巻きつける。それを研究室でその剛性値を記録後、再びテストライダーに返却しフィールドテストを行う。この調整作業を、剛性とハンドリング性能の最適なバランスが得られるまで、何度も繰り返した。そして生まれたのが、狙いどおりのラインを、まるでレールの上を すべるかのように走れるこのバイク。これがマウンテンバイク版ライダーファースト・ エンジニアード、どのサイズでも究極のトレイルライドが可能となったのだ。
新しいサイドアームフレーム
CAD上において、新しいデザインの3D 形状を有限要素法(FEA)で検証した結果、前作と比較した際、新設計が20%も効率的であることを証明できた。このような開発を経て、市販されている中で最も軽量なトレイルバイクのフレームが完成したのだ。
新フレームで新たなアプローチ 20年以上にわたり、FSRを採用してきたスペシャライズドだが、この実績あるデザインをさらに改良した。
FSRは最小限の妥協でサスペンションのすべてを調整できる、優秀なデザイン。バイクのサスペンションはフレームのキネマティック(運動学)とリアショックの融合だ。スペシャライズドには専任のサスペンションチーム(リーダーはサスペンションの王様、マイク・マカンドリューズ)があるので、開発の初期からフレームエンジニアたちと協働することができた。
このチームワークのおかげで、ショックユニットまかせではなく、フレーム のキネマティックを最大限に利用するサスペンションができた。
どんな走りをするかって? 小さな衝撃をしなやかに吸収しながら、ミッドストロークでは踏ん張り、さらにボトムアウトをサポートする。これこそが、究極のトレイルバイクを可能にするサスペンションだ。
究極の調整機能スタンプジャンパーはスペシャライズド史上、最も好みに合わせてカスタムできるMTB。標準的なストロークのメトリック規格のショックを採用しているので、好みのリアショックに付け替えるのにまったく問題はなかった。
また、PF30ボトムブラケットに代わり、整備性に優れたネジ切りBBを採用、最大3.0インチ幅のタイヤは履ける。ハイボリュームのタイヤがフォークに入るかは、念のため製造元にご確認を。きっとこれは誰もが好む仕様だろう。