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新城幸也がクリテリウム・デュ・ドーフィネ2018完走! 全日本選手権は出場せずイタリアのステージレースに参戦

レース
フランス南東部で開催されたUCIワールドツアー、クリテリウム・デュ・ドーフィネ第7ステージは、3級山岳が一つと、4つの1級山岳と137kmの中にアルプスの山々がこれでもかというほど組み込まれ、最後はモンブラン山系の一つ、エギーユ・デュ・ミディの山頂フィニッシュ。獲得標高差は3800mという締めくくりにふさわしい過酷な山岳コースで行われた。

新城幸也(バーレーン・メリダ)はこの最終日をトップから32分36秒遅れの111位でゴール。約40人がリタイアしているなか、タイムアウト2分前で、最後まであきらめず、総合106位でレースを終えた。

8日間での獲得標高が1万8825mにも及ぶ過酷な山岳レースに、ツアー・オブ・ジャパンでの落車によるケガから、1週間自転車に乗れず12日目での参戦となり、大きな不安もあったが、意地の完走となった。
 
残り100m。最後の力をふりしぼり、過酷な山岳ステージを走り切った新城。photo:Miwa IIJIMA
残り100m。最後の力をふりしぼり、過酷な山岳ステージを走り切った新城。photo:Miwa IIJIMA

新城幸也のコメント
「最終日は逃げに乗るために、ちょっと脚を使い過ぎて、上り始めてすぐに集団から遅れてしまった。逃げがなかなか決まらなかったこともあるが、上りの速いペースに対応できていない。もっと早いペースでの上りの練習しなきゃいけないと感じている。50km地点から集団からも取り残されたが、なんとかゴールまでたどり着いたときには、タイムアウトの2分前だった。

今年のドーフィネは平坦なステージが一つも無かった。かなりボリュームのある1週間だった。TOJのケガもすっかり良くなって、後半に尻上がりに調子が上がっていったことは再来週からのレースに弾みになる。」


新城が出場を検討していた6月24日の全日本選手権については、同時期に開催されるイタリアでのヨーロッパツアーのステージレースへの出場が決まっており、チームからの指示により出場しないこととなった。

次の出場予定レース:
6月20日~24日 イタリア
Adriatica Ionica Race/Following the Serenissima Routes (2.1)

【text&photo:Miwa IIJIMA】

 
残り100m。最後の力を振り絞り、過酷な山岳ステージを走り切った新城。photo:Miwa IIJIMA
残り100m。最後の力を振り絞り、過酷な山岳ステージを走り切った新城。photo:Miwa IIJIMA