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ポーランドのCCC社が来季BMCレーシングチームのタイトルスポンサーになる
レース
2018.07.16
CCCのオーナーで社長のダリウシュ・ミレク氏は、パートナーシップ契約を結ぶためにBMCレーシングチームのシム・オコビッツGMにツール第9ステージで会い、現在マイヨ・ジョーヌを着ている2016年オリンピック・チャンピオンのグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)が、新チームの看板選手になることも確認した。ヴァンアーヴェルマートは来季以降の契約延長も発表されている。
CCC社は2006年からポーランドのUCIプロコンチネンタルチームのスポンサーを務めていて、今シーズンもCCC・スプランディ・ポルコヴィチェが活動を続けている。ミレク社長はCCC社がUCIワールドツアーに参戦することで、世界規模でのブランド認知が向上することを期待している。
この契約は、あくまでもCCC社とコンティニュアム・スポーツのパートナーシップ契約であり、BMCレーシングチームとCCC・スプランディ・ポルコヴィチェが合併するのではない。そのため、ポーランドのCCC・スプランディ・ポルコヴィチェが来季も存続するのかどうかは、現時点では不明だ。
来シーズン、チームはポーランドのCCC社が単独でタイトルスポンサーになるが、米国登録のUCIワールドチームのままで、チームコンティニュアム・スポーツは支払代理人としての役割を継続する。正式なチーム名は近日中に発表される。チームのオーナーはミレク氏になり、オコビッツ氏はゼネラル・マネージャー(GM)を続ける。
選手数はツール開幕前に発表されていた通り、23人から25人程度になる予定だ。現時点では、チームのリーダーはヴァンアーヴェルマートで、当面は春のクラシックレースでの成功が主要な目標となるチームになる予定だ。CCC社とのパートナーシップ契約が何年間なのかは未発表だ。
今年4月にオーナーのアンディ・リース氏が他界した自転車メーカーのBMCが、来季も自転車サプライヤーとして残ることは予定されていない。新しいサプライヤーは現在交渉中。時計メーカーのタグホイヤーはコンティニュアム・スポーツと2019年まで契約があり、英国のソフォス社は現在交渉中だ。
■ヴァンアーヴェルマートのコメント
「自分の将来の計画について発表できて本当にうれしい。特に自分はツール・ド・フランスのリーダーだとまだ言える今日に、というのがね。このチームで8年間過ごし、とてもたくさんの良い瞬間を持った。だから一緒に続けられるとわかって、とても興奮している。
ボクとクラシックに多かれ少なかれ集中してくれるチームを持つことは唯一の機会であり、CCCがタイトルスポンサーになる来シーズンが楽しみだ。チームが継続するとわかり、みんなが幸せになれると思うし、それは選手とスタッフのためだけでなく、自転車競技というスポーツのためでもある」
(チーム公式サイト)