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シマノ、ルック、タイムがメインストリームだったロードペダ ル界に独自の構造を持って殴り込み、勢力を伸ばしているアメ リカンブランド。最上位モデルのナノグラムはペア126gとい う驚異的な軽さを持つ。ツール・ド・フランスなどのレースで 勝利を挙げ、その独創的なシステムの優位性が認められた。 |
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●同じゼロシリーズ でも、シャフトの素 材によりQファクタ ーが異なる。チタン シャフト(下)は50mmで、ステンレスお よびクロモリシャフ ト(上)は53mm |
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●2つのイモネジを 動かすことにより、 内側・外側のそれぞ れに独立したフロー ト角を設定できる。 調整角は0°~ 15° の間で無段階に変え られる |
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●他メーカーとはまったく違うルックスを持つスピードプレイ。コーナリングクリ アランスを確保するためペダル本体は非常にコンパクトにできており、可動域の調 整はクリート側で行なう。ロード用ペダルでは唯一両面キャッチを採用している。 クリート角は0°~ 15°まで無段階に調整でき、足首の自由度が高い
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西谷>>
ステップインはクセがあり、慣れが必要。対してステップアウトはとて もラク。見た目に反し安定感は意外と高いが、他社と比べるといいとは いえない。スタックハイトは最短だが、若干たわむのでダイレクト感に は乏しい。フローティングはかなり軽く、踏み込み中も動くので不安定 に感じた。しかしセッティングのしやすさは画期的。前後と左右の位置 調整を分けて行なえ、左右で振り幅を変えられるのもすばらしい。クセ はあるが、コンセプト・構造ともに理にかなっている考えられたペダル。 |
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安井>>
まず注意すべきは、後ろ側の調整幅に制限があること。クリート位置を 後ろにしたい人はセッティングが出ない可能性も。ステップインにはク セがあるが、使い込むにつれクリートになじみが出てはめやすくなる。 両面でキャッチできるのでこぎ出しはラクかも。剛性感・安定感は、踏 み幅が広いモデルと比べると劣るが、乗り込むうちに気にならなくなっ た。前後、左右、角度の調整が独立してできる機構は秀逸だ。ただ、金 属むき出しで歩行は困難。ロングライドならクリートカバーは必須。 |
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笠原>>
見た目は頼りないが、思ったより安定感があり、力が伝わる感じ。小さ く見えるので足裏への圧迫感が気になったが、こいでみるとストレスは 皆無。ペダルにシューズを付けた状態でクリート位置を左右に動かせる ので、好きなQファクターを見つけやすいのもいい。個人的には好きだ が、メンテナンスをこまめにする必要がある点がズボラな自分には……。 |
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