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まずは冷やせ! 夏ライドで知っておくべき体の冷やし方
2018.08.11
そもそも熱中症ってなに?
高気温・高湿度によって体内の放熱機構が機能しなくなり、体温が異常に上昇し、脱水状態が加わった状態。重度によって熱疲労、熱けいれん、熱射病に分けられる。
■熱疲労
発汗により体内の水分が枯渇した状態。症状は倦怠感、脱力感、めまい、頭痛、吐き気など。蒼白や皮膚が湿った状態となり、脈が弱くなる。危険信号。
■熱けいれん
大量の発汗により、水分だけでなく電解質(とくにナトリウム)が失われた状態。水分に加えて電解質の補給が必要となる。倦怠感と痛みを伴う筋肉のつりを起こす。
■熱射病
熱中症のなかで最も重度の状態。死に至るレベル。皮膚は乾燥し、発汗は停止する。視床下部にある体温中枢機能が害され、脈と呼吸が浅くなり、錯乱や意識障害といった症状が起こる。透析を必要とするような高度腎機能障害や、後遺症を残すことが多い。熱疲労~熱けいれんの段階で体内の血液量が少なくなっており、循環不全(肝臓、腎臓、心臓に血液が行きわたらなくなってくる)によって臓器にダメージを与えてしまう。そのような多臓器不全の恐れもあり、その段階までいってしまうと冷却や補給をしても間に合わない。
■熱疲労
発汗により体内の水分が枯渇した状態。症状は倦怠感、脱力感、めまい、頭痛、吐き気など。蒼白や皮膚が湿った状態となり、脈が弱くなる。危険信号。
■熱けいれん
大量の発汗により、水分だけでなく電解質(とくにナトリウム)が失われた状態。水分に加えて電解質の補給が必要となる。倦怠感と痛みを伴う筋肉のつりを起こす。
■熱射病
熱中症のなかで最も重度の状態。死に至るレベル。皮膚は乾燥し、発汗は停止する。視床下部にある体温中枢機能が害され、脈と呼吸が浅くなり、錯乱や意識障害といった症状が起こる。透析を必要とするような高度腎機能障害や、後遺症を残すことが多い。熱疲労~熱けいれんの段階で体内の血液量が少なくなっており、循環不全(肝臓、腎臓、心臓に血液が行きわたらなくなってくる)によって臓器にダメージを与えてしまう。そのような多臓器不全の恐れもあり、その段階までいってしまうと冷却や補給をしても間に合わない。
暑さと紫外線による体のパフォーマンス低下を防ぐ!
熱中症対策には冷却と補給が大切。筋肉と血液を冷やせば走りは快適になる
熱中症にかかりにくいようなコンディショニングが大切。水分補給はもちろんのこと、体に水をかけて強制的に冷却してあげるのも非常に有効だ。
水をかける場所としておすすめなのは大量の熱を発する頭部、血管が多く通る首、日に当たる面積が大きい背中、酷使するため熱を発しやすい大腿部だ。その部分に水をかけて、ウエアを濡らすことで気化熱によって冷却効果が高まる。
ちなみにお腹周りを冷やすと、夏ライドとはいえお腹を壊すので注意だ(経験者談)。下のサーモグラフィー解析画像を見れば、実際に水をかけてどれくらい温度が下がったのかわかりやすい。
水をかける場所としておすすめなのは大量の熱を発する頭部、血管が多く通る首、日に当たる面積が大きい背中、酷使するため熱を発しやすい大腿部だ。その部分に水をかけて、ウエアを濡らすことで気化熱によって冷却効果が高まる。
ちなみにお腹周りを冷やすと、夏ライドとはいえお腹を壊すので注意だ(経験者談)。下のサーモグラフィー解析画像を見れば、実際に水をかけてどれくらい温度が下がったのかわかりやすい。
気化熱でこんなに変わる
水をかけて1分後
風に当たって1分後
熱が発生しやすいところ
補給も大切!
ノドが渇いたと感じたときでは遅いのだ。水温は4℃~ 15℃が最も吸収効率がよく、体内部からの冷却効果もある。一気に飲みすぎると胃に溜まるだけで吸収されにくく、さらには下痢やおう吐の原因にもなるので200㏄ずつが目安。
あまり濃度が高いのも困るが、腸での水分の吸収にもエネルギーがいるので、疲れたときに吸収させやすくするには、濃度を薄めにしよう。市販のスポーツドリンクは4%くらい糖分が含まれているので2倍に薄めるくらいがちょうどいい。
保冷ボトルは意味があるのか? ボトルの水温変化を実験
「水道水(常温) 表:①④」
「氷をいっぱいに入れた水道水 表:②⑤」
「水道水を冷凍 表:③⑥」
の3パターンでの、水温の変化を調べた。実験は、平均気温30℃の車内で15分おきに4時間水温を測定した。
冷凍したボトルは4時間経過した時点で、普通のボトルは氷が半分くらいになっていたのに対し、保冷ボトルは2/3ほど氷が残っていた。体にかけるなら、水に氷を入れたものか、水を半分ほど入れて凍らせるのがいいだろう。実際は水を使うので、1~2時間程度でなくなってしまう。