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ベルギーのフランダース地方はお祭りモード！　ロンド100周年ウイークエンド

2013.05.23

5月25日は1913年にロンド・ファン・フラーンデレンの第１回大会が開催された記念日。ちょうど週末ということもあり、100周年を祝うイベントが目白押しだ

Special Thanks: ベルギー・フランダース政府観光局

自転車王国ベルギーを代表するするクラシックレース “ロンド”

ベルギーの北部に位置するオランダ語圏のフランダース地方では、現地の言葉で“ツール”を意味する“ロンド”の愛称で親しまれているロンド・ファン・フラーンデレン（ツール・デ・フランドル）。1913年に創始したベルギー最大のクラシックレースは、今年100周年を迎えた。ロンドはスポルトウェレルド紙（現在のヘットニュースブラッド紙）の創始者、カール・バンウェイネンダールが新聞販売促進のために考案し、第１回大会は1913年５月25日に行われた。当時のスタートはゲントで、シントニクラース、コルトレイク、ビュールヌ、オーステンド、トロート、ルースラール、ブルージュを回り、ゲント郊外のマリアケルクにあったベロドロームでゴールした。第１回大会の総距離は324kmで、最初の参加者はたった37選手。創始当初は国内イベントだったが、第２次世界大戦後は現在のＵＣＩワールドツアーにあたる『チャレンジ・デグランジュ・コロンボ』シリーズの１戦になり、国際的なレースへと成長し、今では春先のクラシックレースを代表する１戦になっている。

100周年を祝うロンド・ホンドレッド・クラシック

100周年の記念日である５月25日（土）には、第１回大会とほぼ同じ距離の320kmで『ロンド・ホンドレッド（１００）・クラシック』が開催される。これは時間を競うレースではなく、ロンドゆかりの地を巡るサイクリングイベントだ。当日は朝６時に、第１回大会と同じゲントをスタート。前半は現在のロンドのスタート地であるブルージュや、創始者であるバンウェイネンダールの故郷トロート、自転車博物館があるルースラールなどを巡る。そして後半は石畳の坂が有名な東フランダース地方でミュールやクワルモントを走り、現在のロンドのゴール地で、ロンドセンターがあるオウデナールドでフィナーレを迎える。途中６回の補給休憩があり、ゴール予定は夜８時。朝から晩までロンドを満喫できるイベントになるだろう。『ロンド・ホンドレッド・クラシック』は一般参加イベントだが、かつての優勝者やチャンピオンも来場する予定だ。

［ロンド・ホンドレッド・クラシック］
●公式サイト→　http://www.ronde100classic.be
●Facebook→　http://www.facebook.com/Ronde100
●twitter→　https://twitter.com/ronde100

パワーアップしたレトロ・ロンド“デラックス”も見逃せない！

イタリアで大人気のレトロスタイルレース『エロイカ』のベルギー版が、オウデナールドにあるロンドセンターが主催する『レトロ・ロンド・ファン・フラーンデレン』だ。エロイカと同じく、1987年までに製造された競技用自転車と衣装で参加するサイクリングイベントだが、レトロ・ロンドには最長で100kmまでの部門しかない。そのため、200kmを走るエロイカのようにまだ夜が明けない早朝からスタートすることはなく、もっとのんびりとレトロ気分なサイリングを楽しめるイベントだ。

第７回目となる今年はロンド100周年を記念し、『レトロ・ロンド“デラックス”』にパワーアップし、５月25日、26日の２日間で開催される。25日にはオウデナールド市街で『レトロ・クリテリウムレース』が初開催される。カテゴリーは固定ギア、シングルスピード、レトロ・ロンドと同じ規程の自転車の３部門で、12周回、トータル7kmで競われる。そして26日には、レトロスタイルで東フランダースの“ブラームス・アルデンヌ”と呼ばれる丘陵を巡る『レトロ・ロンド・ファン・フラーンデレン』が開催される。ロンド100年の歴史を満喫できる素晴らしいウイークエンドになりそうだ。さて、気になる週末の空模様はというと…まさにフランダースらしい天気になるようだ！

［レトロ・ロンド］
公式サイト→　http://www.retroronde.be
Facebook→　http://www.facebook.com/RetroRonde
twitter→　https://twitter.com/retroronde