今年は人気漫画『弱虫ペダル』とコラボ! ジャパンカップ2013発表会
ジャパンカップと人気漫画のコラボが実現!
第22回大会となる国内最高峰の自転車ロードレース、ジャパンカップサイクルロードレース(栃木県宇都宮市)が、8月20日に東京の羽田空港内施設で記者発表会を行った。今年は週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載中の人気漫画『弱虫ペダル』とのコラボが実現。大会ポスターは原作者の渡辺航さんがイラストを描き、主人公の小野田坂道が作品のなかで着ている総北高校自転車競技部のチームジャージをモチーフにしたコラボウエアも企画されている。『弱虫ペダル』は10月からTVアニメもスタートするため、10月18日から20日の日程で開催されるジャパンカップでは、さらに盛り上がるだろう。
記者発表会が行われた羽田空港もジャパンカップとのコラボが決まっている。大会直前の10月12日からの17日までの6日間、スバルのオフィシャルカーやマヴィックカー、参加チームの自転車などを空港内施設で展示する予定だ。この他にも今年は例年以上に企業とのコラボが盛りだくさんで、サイクルトレインの運行も企画されている。ちなみに、翌週末にさいたま市で開催される予定の『さいたまクリテリウム by ツール・ド・フランス』とのコラボは今のところはないそうだ。
【ジャパンカップ 開催概要】
大会名称:2013ジャパンカップサイクルロードレース/2013ジャパンカップクリテリウム
会場:宇都宮市森林公園周辺周回コース、宇都宮市大通り周辺周回コース、オリオンスクエア
開催日:2013年10月18日(金)~20日(日)
主催:宇都宮市
主管:財団法人日本自転車競技連盟
ジャパンカップサイクルロードレース実行委員会
NPO法人ジャパンカップサイクルロードレース協会
公認:UCI(国際自転車競技連合)
後援:文部科学省、経済産業省、観光庁、栃木県、公益財団法人JKA、他 (予定)
協力:栃木県警察本部、交通機動隊、宇都宮中央警察署、宇都宮市消防本部、鶴カントリー倶楽部、ろまんちっく村(予定)
競技規則:UCI競技規則および大会規則による
[日程]
■10月18日(金)
18:30~ ジャパンカップイベントステージ(チームプレゼンテーション)
■10月19日(土)
09:00~ オープニングフリーラン
10:00~ チャレンジレース
11:05~ オープンレース
15:30~ 2013ジャパンカップクリテリウム(UCI非公認レース)
10:00~ イベントステージ
■10月20日(日)
10:00~ 2013ジャパンカップサイクルロードレース
(UCIアジアツアー1.HC)
14:30~ 表彰式
[お問い合せ]
ジャパンカップ実行委員会事務局
電話:028-632-2736
お問い合わせ時間:9:00~16:30
*詳細は大会公式ホームページを参照 (http://www.japancup.gr.jp/)
■宇都宮の佐藤栄一市長は、地元の高校生が作ったという宮染めのシャツで挨拶をした
■記者発表会では宇都宮ブリッツェンの栗村修監督と大会オブザーバーの今中大介さんが、弱虫ペダルの原作者である渡辺航さん、大会サポーターの山田玲奈さんとともにトークセッションを行った
■弱虫ペダルの原作者である渡辺航さん(左)が着ているのがコラボウエア
UCIプロチーム7チームを含む海外10チームが参加予定!
すでに大会公式ページで発表されていたように、今年のジャパンカップにはUCIプロチームが7チーム参加予定だ。初来日するのはスカイプロサイクリング(英国)とレディオシャック・レオパード(ルクセンブルク)の2チーム。来季はトレックがチームオーナーになるレディオシャック・レオパードはこれが旧体制で最後のレースになる。ディフェンディンクチャンピオンのイバン・バッソと日本の増田成幸が所属するキャノンデールプロサイクリング(イタリア)、日本の宮澤崇史が所属するチームサクソ・ティンコフ(デンマーク)そしてガーミン・シャープ(米国)は昨年につづいて今年も来日が決定している。さらに今大会にはたびたび参戦しているランプレ・メリダ(イタリア)とオメガファルマ・クイックステップサイクリングチーム(ベルギー)も参加チームに名前を連ねた。ワールドカップの最終戦に昇格した1996年大会とまでは行かないが、その前年に海外のトップチームが8チーム参戦した時のような華やかなレースになるだろう。残念ながら今年はオーストラリアのオリカ・グリーンエッジは参戦しないが、別府史之はロビー・マキュアンとともに土曜日のジャパンカップクリテリウムに出場する予定だ。
UCIプロフェッショナルコンチネンタルチームは日本の西薗良太が率いるチャンピオンシステムプロサイクリング(中国)、UCIコンチネンタルチームはジェリーベリー・プレゼンテッド・バイ・ケンダ(米国)とアモーレ&ビータ(ウクライナ)が参加を予定している。国内のUCIコンチネンタルチームは昨年から選抜制となっていて、9月中旬のツール・ド・北海道終了後に5チームが決定する。さらに、主催者への貢献度が高いチームが1チーム招待される可能性もある。これに日本ナショナルチームを加えた全16チーム、もしくは17チームが、第22回ジャパンカップを競うことになるだろう。
参加選手はまだ出揃っていないが、イタリアのランプレ・メリダは2005年と2008年の優勝者であるダミアーノ・クネゴと、2007年の優勝者であるマヌエーレ・モーリの来日が決定している。
[ジャパンカップ出場予定チーム&選手]
(UCIプロチーム)
●オメガファルマ・クイックステップサイクリングチーム(ベルギー)
カルロス・ベロナ(スペイン)
ジュリアン・ブルモート(ベルギー)
ステイン・バンデンベルフ(ベルギー)
マッテーオ・トレンティン(イタリア)
ピーテル・セリー(ベルギー)
監督:ダビデ・フラマーティ
●スカイプロサイクリング(英国)
※未定
(ダビド・ロペス、マテュー・ハイマンが暫定で決まっている)
●レディオシャック・レオパード(ルクセンブルク)
クリストファー・ホーナー(米国)
ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)
マクシム・モンフォール(ベルギー)
ネルソン・オリベイラ(ポルトガル)
ハイデン・ルールストン(ニュージーランド)
監督:ルーカ・グエルチレナ
●キャノンデールプロサイクリング(イタリア)
※未定
●チームサクソ・ティンコフ(デンマーク)
※未定
(宮澤崇史とダニエーレ・ベンナーティが暫定で決まっている)
●ランプレ・メリダ(イタリア)
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
バレリオ・コンティ(イタリア)
ルーカ・ドディ(イタリア)
エリア・ファビッリ(イタリア)
マヌエーレ・モーリ(イタリア)
監督:ファブリツィオ・ボンテンピ
●ガーミン・シャープ(米国)
※未定
※チームサクソ・ティンコフ、キャノンデール、スカイプロサイクリングは今週か来週に公式サイトで選手が発表される予定
(UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム)
●チャンピオンシステムプロサイクリング(中国)
西薗良太(日本)
チャド・バイヤー(米国)
マット・ブラムマイアー(アイルランド)
マティアス・フリーデマン(ドイツ)
グレゴール・ガズボダ(スロベニア)
監督:未定
(UCIコンチネンタルチーム)
●ジェリーベリーサイクリング(米国)
ブラッド・ハフ(米国)
ニック・ハミルトン(カナダ)
ルイスエンリケ・ダビラ(メキシコ)
ショーン・マジック(米国)
※残り1名は未定
監督:ダニー・ファンホウテ
●アモーレ&ビータ(ウクライナ)
ホセイン・アリザデ(イラン)
ダニエル・ホロウェイ(米国)
ロバート・スクワイアー(米国)
ボロディミール・スタルシク(ウクライナ)
ウリ・マルティンス(メキシコ)
監督:フィル・コーテス
※国内5チームはツール・ド・北海道終了後に決定
(ナショナルチーム)
●日本ナショナルチーム
※9月初旬に発表予定
※参加予定チームと選手は変更する可能性があるので
大会公式ページで最新情報をチェック!
■国内チームの選考争いで現在厳しい状況にある宇都宮ブリッツェンの栗村監督は、主催者招待枠での参加の可能性を示唆していた
ジャパンカップ 過去の優勝者
2012 イバン・バッソ(イタリア)
2011 ネイザン・ハース(オーストラリア)
2010 ダニエル・マーティン(アイルランド)
2009 クリスアンケル・セーレンセン(デンマーク)
2008 ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
2007 マヌエーレ・モーリ(イタリア)
2006 リッカルド・リッコ(イタリア)
2005 ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
2004 パトリック・シンケビッツ(ドイツ)
2003 セルジョ・バルベーロ(イタリア)
2002 セルジョ・バルベーロ(イタリア)
2001 ジルベルト・シモーニ(イタリア)
2000 マッシモ・コドル(イタリア)
1999 セルジョ・バルベーロ(イタリア)
1998 ファビアン・ドワール(ベルギー)
1997 阿部良之(日本)
1996 マウロ・ジャネッティ(スイス)*ワールドカップ
1995 クラウディオ・キャプッチ(イタリア)
1994 クラウディオ・キャプッチ(イタリア)
1993 クラウディオ・キャプッチ(イタリア)
1992 ヘンドリック・ルダン(ベルギー)