トピックス
カレラ・フィブラ エボ 試乗レポート
2014.06.15
唯一無二のスタイリングで快適性を実現
2008年発表当初は独特のルックスを持ちながら、サイズオーダーに対応する特別な仕様を持つことにすいぶん驚いたのを覚えている。
フレーム価格もオーダーのアップチャージなしとはいえ、72万円を超えていた。
2011年にはヘッドチューブの下ワンを1.5インチ径にボリュームアップ。さらに2012年には、従来どおりサイズオーダーが可能なフィブラ上位モデル「ワン」と、サイズオーダーができなくなった代わりに軽量化を果たした「ツー」が登場した。それに伴って価格も抑えられ、フラッグシップからセカンドグレードのバイクへと変化していった。
2014年モデル「フィブラエボ」は、「ワン」と「ツー」を掛け合わせたモデル。「ワン」のフォークを採用し、サイズオーダーができなくなった代わりに、フレームに使われるカーボンのグレードを「ワン」と同じものにアップした。またシートポストは、インテグレーテッドタイプからエアロ形状のノーマルクランプタイプに変更された。
グラフィックについても、同社のエラクルで採用されていた右サイドと左サイドでデザインが異なる「ジキルとハイド」のようなデザインが選べるようになった。
フレーム形状とあいまって、独創性がより際立ってきている。
構造では電動式と機械式どちらのコンポーネントを使用しても、ワイヤ類をフレームに内蔵処理できる。価格がこなれてきた点もポイントが高い。
CARRERA PHIBRA EVO
カレラ・フィブラ エボ
フレームセット価格 24万円
フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
コンポーネント:カンパニョーロ・スーパーレコード
ホイール:カンパニョーロ・バレット
タイヤ:ハッチンソン・フュージョン 700×23C
ハンドルバー:FSA・K-フォース
ステム:FSA・K-フォース
サドル:サンマルコ・コンコール カーボンFX
シートポスト:オリジナル
試乗車実測重量:7.22kg(Sサイズ、ペダルなし)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:ホワイト×ブラック×ライトブルー×レッド、レッド×ブラック×ホワイト×レッド、ブラック×シルバー×イエローフロー、マットシルバー×マットアンスラサイト×マットレッド、R305
フレームセット価格 24万円
フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
コンポーネント:カンパニョーロ・スーパーレコード
ホイール:カンパニョーロ・バレット
タイヤ:ハッチンソン・フュージョン 700×23C
ハンドルバー:FSA・K-フォース
ステム:FSA・K-フォース
サドル:サンマルコ・コンコール カーボンFX
シートポスト:オリジナル
試乗車実測重量:7.22kg(Sサイズ、ペダルなし)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:ホワイト×ブラック×ライトブルー×レッド、レッド×ブラック×ホワイト×レッド、ブラック×シルバー×イエローフロー、マットシルバー×マットアンスラサイト×マットレッド、R305
試乗レポート
軽さを生かして、ヒルクライムに向いていると評している人もいるが、個人的にはそうは思わない。登場した当初こそ、高剛性バイクとして鳴らしていたが、「フィブラエボ」はむしろロングライドなどに使いたいと思わせるほど、落ち着いた上質な乗り味とハンドリングの性格を持っている。
フレームは非常に太いパイプが使用されているが、路面からの衝撃がガツガツと伝わってくる印象はない。その分、急にパワーをかけても ためてから加速していく。一定ベースで走るのはとても快適だと思う。
レースに使うバイクなら、もっとライダーをあおってきてもいいのだが、フィブラエボはおしとやか。「グランドツーリング」という言葉が似合うフレームだ。個性的な見た目とは裏腹に、懐の深さを感じる。
コンフォートモデルといえば、ヘッドチューブが長く、ラクなポジションを取りやすいことをアピールするモデルが多い。
でもロードバイクを所有するからには、どこかレーシーな雰囲気や「特別なもの感」を匂わせてほしいと思うものだ。もちろん、走るときは乗り手に負担をかけないフレームが理想。
その点、フィブラエボは個性的な見た目からスペシャルなモデルであることを主張し、実際に走り出せばフレンドリーな性格だ。
となれば、サイクリストとしての自分を演出するうえで相棒にしたい!と思う人は必ずいるだろう。
グラフィックについても、左右でカラーパターンを変えている。見た目の奇抜さと走りの穏やかさ、まさにふたつの顔を持つモデルだ。
フレームは非常に太いパイプが使用されているが、路面からの衝撃がガツガツと伝わってくる印象はない。その分、急にパワーをかけても ためてから加速していく。一定ベースで走るのはとても快適だと思う。
レースに使うバイクなら、もっとライダーをあおってきてもいいのだが、フィブラエボはおしとやか。「グランドツーリング」という言葉が似合うフレームだ。個性的な見た目とは裏腹に、懐の深さを感じる。
コンフォートモデルといえば、ヘッドチューブが長く、ラクなポジションを取りやすいことをアピールするモデルが多い。
でもロードバイクを所有するからには、どこかレーシーな雰囲気や「特別なもの感」を匂わせてほしいと思うものだ。もちろん、走るときは乗り手に負担をかけないフレームが理想。
その点、フィブラエボは個性的な見た目からスペシャルなモデルであることを主張し、実際に走り出せばフレンドリーな性格だ。
となれば、サイクリストとしての自分を演出するうえで相棒にしたい!と思う人は必ずいるだろう。
グラフィックについても、左右でカラーパターンを変えている。見た目の奇抜さと走りの穏やかさ、まさにふたつの顔を持つモデルだ。