全日本自転車競技選手権 in 那須、観戦ガイド
栃木県那須町、那須塩原市、大田原市で開催
全日本自転車競技選手権那須大会実行委員会(委員長 高久勝那須町長)は、2015年6月27日(土)・ 28日(日)に栃木県那須町および那須塩原市で開催される「全日本自転車競技選手権大会ロードレース」、その1週間前の6月21日(日)に大田原市で開催される「全日本選手権個人タイムトライアルロードレース大会」について、コースの特徴や観戦のポイントと、会場へのアクセス情報を発表した。
全日本チャンピオン決定戦を観戦するなら、必ず事前にチェックしておきたい。6月20日(土)から28日(日)の9日間は、那須サイクルフェスタ2015として各種イベントも同時開催!
また、せっかくならレース観戦ついでに那須のいろんなスポットも巡ってみたい!という人には、発売中のサイクルスポーツ7月号「サイスポサイクリングツアーズ in 那須」をぜひ読んでほしい。
ツーリングプラン、オススメ宿、周辺オススメスポット、大田原市で訪ねたい3つのスポットなどカラー10ページでたっぷりガイド! 那須ブラーゼンの吉岡直哉、鈴木龍がロードコースを試走したレポートも掲載している。
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ロードレースコース
開催日:6月27日(土)28日(日)交通規制は午前8時30分から午後4時まで
開催地:那須町スポーツセンター周辺特設ロードレースコース
一周=15.9km 獲得標高差 241m 総距離:ME 238.5km(15周)
那須町と、隣接する那須塩原市に跨る同コースは、那須町政の中枢を司るエリアを含む市街地エリアと那須地域特有のアップダウンに富んだ区間とが融合して構成されている。一周=15.9kmのコース中には、選手の脚を削る、それぞれ登坂距離 500~900mの主要な上りセクションが6つ存在し、耐久力の要求されるタフなコースといえる。
■主要な上りセクション(登坂区間名、登坂距離(標高差)、平均斜度、難易度)
セクション4 大平坂 500m(33m) 6.6% ☆☆
セクション7 西坂の登り 600m(44m) 7.3% ☆☆☆
セクション8 黒川橋の登り 800m(45m) 5.6% ☆☆
セクション10 豊岡の登り 500m(29m) 5.8% ☆
セクション11 法師畑の登り 900m(39m) 4% ☆☆
セクション12 下川の登り 700m(32m) 4.6% ☆
とくにセクション7とセクション8に連続して訪れる上り区間は、勝敗を分けるアタックポイントとなりそうだ。フィジカルを極限にまで追い込むタフな上り区間の連続に加えて、高速を維持しなければならない下り区間を多く含むため、時に率先して先頭を牽引し、序盤の先行集団に加わるなどの負担を担うチーム力を保有することが同コースでは非常に優位に働くことが予想される。
近年まれに見るチーム間の主導権争いと、全日本選手権独特の個人間の争いが相まって生じるレース展開は、予想が極めて困難だが、最高のフィジカルとテクニック、最強のチーム力、極限の判断力と研ぎ澄まされた知性、そして勇気によって運をも引き寄せる“真のエース”のみが、栄光の全日本チャンピオンジャージを勝ち取り、第 84 代全日本選手権王者として歴史に名を刻むこととなる。
4. ▲大平坂コース中最初に設定されている上り坂で難易度は☆☆。高速ダウンヒル区間の間に設定される 500m の登り区間は道幅が広く見通しも利きやすい。集団で通過すれば速度を維持し やすい区間だが、少人数では速度がはっきりと落ちるだろう。
5. 芦野駐在所前交差点第 2 イベント会場である那須町芦野基幹集落センター側のセクションで、 国道 294号線へと右折していく交差点。非常に高速でバイクをコントロールする選手たちの姿を 見ることが出来る。第 2 イベント会場では主に地元住民を中心としたイベントの催しや、レース映像を配信するモニターが設置される予定。
7. ▲西坂の登りコース中最高難易度の☆☆☆区間。平均斜度 7.3 の勾配は、のぼりを得意とする選手たちにとっては絶好のアタックポイントとなる。道幅も広く、歩道上での観戦がおすすめ。木々の少ない開けた地点なので、熱中症もしくは風雨に注意。
開催日:6月27日(土)(交通規制:午前8時30分から午後4時まで)
9:00~ MU17+MU15 スタート 63.6km(15.9km×4周)
9:05~ WJ+WU17 スタート 47.7km(15.9km×3周)
11:30~ MU23 11:35~ MJ スタート 159km(15.9km×10周)
11:35~ MJ スタート 111.3km(15.9km×7周)
開催日:6月28日(日)(交通規制:午前8時30分から午後4時まで)
9:00~ ME スタート238.5km(15.9km×15周)
9:05~ WE スタート127.2km(15.9km×8周)
個人タイムトライアルコース
開催日:6月21日(日)7時30分~15時30分
開催地:大田原市ふれあいの丘周辺特設コース
一周=12.4km 総距離:ME 37.2km(3周)
2015年の全日本選手権個人タイムトラアルチャンピオンを選ぶ地は、翌週に全日本選手権ロードレースを開催する那須町、塩原市に隣接する大田原市だ。
市内に設けられた特設コースは「ふれあいの丘」の名のとおり、丘の上に設定されたスタート/フィニッシュを基点として、市内を走る直線平坦基調の広域農道「ライスライン」をメインとした構成。
■セクション名
1 スタート/フィニッシュ地点(ふれあいの丘)
2 ふれあいの丘入り口交差点
3 小種島大橋
4 ファミリーマート前交差点
5 滝岡
6 折返し地点(じゃすぽーと大田原 SS 前)
7 福原の交差点
8 ▲ふれあいの丘線 登坂距離 260m 平均勾配 11.5%
9 ふれあいの丘南
コースはスタートから高速のダウンヒルを経て、箒川にかかる小種島大橋を越えてライスラインを進み、5.2km過ぎを折り返して 再び小種島大橋を渡ったあと、登坂距離260m、平均勾配11.5%のふれあいの丘線を越えてスタート/フィニッシュ地点へと戻る 。
平坦で直線基調のライスラインでどれほどタイムを伸ばせるか、ふれあいの丘の上りでどれほどタイムを失わないかがポントとなるだろう。
平坦区間が長く、パワー型のライダーに得意な構成にも見受けられるが、急勾配をクリアできる軽快さも持ち合わせることが求められるコース。 過去の全日本選手権タイムトラアルの歴史を見渡しても、非常に変化富んだコースであるため、 決して簡単にはライダーにペースを握らせてはくれないだろう。
変則的なコースに翻弄されない集中力と、勾配に左右されない独走力を持った真のタイムトライアルスペシャリストのみが栄光を手にするのだ。
交通アクセス
2015年6月21日(日)の大田原会場、同6月27日(土)~28日(日)の那須会場ともに、大会当日はレース・イベント会場周辺道路が車両通行止めとなる。
レース・イベント会場へは、シャトルバス、自転車、徒歩にてアクセスしよう。
6月27日(土)~28日(日)の那須会場では、JR黒磯駅および各駐車場よりシャトルバス(有料)が発着する。(JR黒田原駅から会場までは徒歩15分)
■利用料金
大会期間フリーパス券 500円(中学生以上) 、小学生以下無料
※6月21日、27日、28日の3日間、大会専用シャトルバスが乗り放題です。
■運行表
P1 那須りんどう湖~那須町中央運動公園 距離約8km(大会メイン会場まで徒歩5分)
午前7時30分から午後5時00分まで随時運行
P2 東京計器(株)~那須町中央運動公園 距離約12km
午前7時30分から午後5時00分まで随時運行
P3 東陽中学校~芦野仲町駐車場 距離約2.5km (大会サブ会場まで徒歩5分)
午前7時30分から午後5時00分まで随時運行
JR黒磯駅~那須町中央運動公園 距離約13km
午前7時30分から午後5時00分まで随時運行
JR黒田原駅~芦野仲町(サブ会場まで徒歩5分)
JR黒田原駅~芦野仲町(4便) 距離約15km、9:00発、11:00発、13:00発、15:00発
芦野仲町~JR黒田原駅(4便) 10:00発、12:00発、14:00発、16:00発
サイクリスト向け駐車場も3ヵ所用意される。 車両通行止の区間も、競技コース上を除き自転車の走行は可能。レース・イベント会場にはサイクルラックも用意されており、スタート/フィニッシュ地点から離れた場所での観戦にも自転車がオススメだ。
P4 大島小学校(台数100)
P5 朝日小学校(台数200)
P6 田代友愛小学校(台数100)
※ サイクリスト向け駐車場はシャトルバスが運行しません。
イベント詳細はFacebookページで。 https://www.facebook.com/pages/那須サイクルフェスタ2015/726940030760520
全日本選手権那須大会公式プロモーションビデオ https://vimeo.com/126236416
全日本選手権ロードレース&那須サイクルフェスタ2015 Promotion Video from Nasu Cycle on Vimeo.
那須サイクルフェスタ2015
開催日:2015年6月20日(土)21日(日)
開催地:栃木県大田原市・ふれあいの丘
6月20日(土)スペシャル・サイクリスタトークショー、吹奏楽演奏、伝統芸能、和太鼓演奏
6月21日(日)ストライダーエンジョイカップ大田原市長杯、なかがわ水遊園ステージ