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CJ最終戦の独走勝利、 小野寺健が連覇を達成!



2015年10月18日(日)に、クップ・デュ・ジャポン(CJ)の最終戦にて、小野寺健(ミヤタメリダバイキングチーム)が勝利した。

年間のシリーズチャンピオンは平野星矢(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が獲得した。
 
 

2015シリーズチャンピオンは平野星矢

今年からクップ・デュ・ジャポンと名前を変え行われたMTBのシリーズ戦が、最終戦を迎えた。会場となったのは長野県・富士見パノラマリゾートだ。春の大会、全日本選手権に続き3度目となった秋の大会。コースは大きな変更はなく、スタートからゲレンデを駆け上がり、人工のダートジャンプセクションを経て駐車場脇まで下ってから長い上りがある。その後シングル区間を抜け隣のゲレンデを下り、人工のスロープセクションを走ってスタート地点に戻る1周4.48km。エリート男子は6周回で競われた。

 
砂利の緩斜面を勢いよく上っていく選手たち
砂利の緩斜面を勢いよく上っていく選手たち
1周目ダートジャンプセクションにいちばんで現われたのは山田
1周目ダートジャンプセクションにいちばんで現われたのは山田
スタート後まず飛び出したのは山田主(チームスコット)、そのあとにはブリヂストンアアンカーサイクリングチームの平野星矢、斉藤亮、中原義貴(BHレーシングMTB)、小野寺健(ミヤタメリダバイキングチーム)など8人のパックでダートジャンプセクションを抜けていく。順位に変動があったのは長い上りを経た頃。1周目を終える頃には平野、小野寺が抜け出し、2周目には斉藤を含む3人のパックになった。その後ろを門田、中原、沢田時(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が追う。しかし、負傷している脚の調子がよくない沢田はフィードエリアの側でストップリタイアとなってしまう。最終戦ともなると、どの選手も体に不調を抱えている。


 
2周目に入るとパックは分散し、トップは平野、小野寺、斉藤の3人に
2周目に入るとパックは分散し、トップは平野、小野寺、斉藤の3人に


2周目の後半に入ると、小野寺が後続を突き離しにかかる。3周目に入ると、小野寺の独走が始まった。レース前日にフロントを34Tから36Tに変更したことが功を奏したようだ。後続につけた40秒ほどの差は、縮まらないどころか開いていく。

 
3周目に入るとトップのパックはなくなり、平野が単独で小野寺を追う展開に
3周目に入るとトップのパックはなくなり、平野が単独で小野寺を追う展開に


終わってみれば2位との差は1分以上、春には転倒で順位を落とし、全日本時にはチェーントラブルと相性の悪かった富士見だったが、最終戦でみごと勝利を飾った。

CJのシリーズチャンピオンには平野。「みなさんの応援のおかげです。後半は手術をしたこともあり、調子を上げるのが難しかったですが、なんとかチャンピオンになれました」とコメントを残した。

 
好調の小野寺は誰も止めることができない。力強く冷静な走りだった
好調の小野寺は誰も止めることができない。力強く冷静な走りだった


[リザルト]
1位 小野寺健(ミヤタメリダバイキングチーム)1時間28分1秒43
2位 平野星矢(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分11秒66
3位 門田基志(チームジャイアント)+1分30秒37
4位 前田公平(ビオレーサー)+1分32秒02
5位 斉藤 亮(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+2分24秒08
6位 中原義貴(BHレーシングMTB)+3分41秒09
 
[シリーズランキング]
1位 平野星矢 1500ポイント
2位 斉藤 亮 1411ポイント
3位 小野寺健 1384ポイント
4位 門田基志 1270ポイント
5位 沢田 時 1134ポイント
6位 中原義貴 980ポイント
 
2周目以降独走を続けた小野寺。終盤に2連勝を挙げた
2周目以降独走を続けた小野寺。終盤に2連勝を挙げた