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さいたまクリテリウム2015で来日選手にインタビュー!

今年もさいたまクリテリウムには
ツール・ド・フランスを走ったスター選手が大勢来日した。

前日は記者会見、市内交流会、歓迎パーティに出席し
当日は個人タイムトライアル、ポイントレース、
そしてクリテリウムを走った選手たち。

過密スケジュールの合間に捕まえた選手たちの
ショートインタビューを一挙公開!

 

クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)

マイヨ・ジョーヌでさいたまクリテリウムに戻ってきたフルーム
マイヨ・ジョーヌでさいたまクリテリウムに戻ってきたフルーム
 
[大会前日]


Q:今年のツールはどうでしたか?

今年のツール・ド・フランスは、僕にとって驚異的なレースだった。とても大きな挑戦で、コースはとても難しく、競争のレベルも非常に高かった。勝つにはとても過酷なレースだった。ナイロ・キンタナは自分が僕をゴールまで後押ししたんだと言っていた。


Q:さいたまクリテリウムをマイヨ・ジョーヌで走るのはどう?

ここでマイヨ・ジョーヌを着ることはとても特別だ。マイヨ・ジョーヌは、世界最大の自転車レースのリーダーであることの象徴だから、僕にとってはとても神聖なものなんだ。


Q:現在のコンディションは?

1ヶ月半前の足の骨折からちょうど回復しているところで、5週間自転車に乗っていなくて、トレーニングを再開してまだ2週間だ。だからコンディションはツール・ド・フランスの時とは異なっている。骨折は右足中央の舟状骨という小さな骨で、幸い骨折はとても小さかったので、100%回復できた。

いいレースができることを願ってはいるが、さいたまクリテリウムはとてもやる気満々のたくさんの日本人選手と闘うタフなレースになるだろう。今年はとても強い選手がたくさんいるが、また勝ちたいと思っている。これはとても特別なレースで、勝つのはとても難しいのはわかっている。


Q:弓道体験の感想は?

簡単なものではなかった。模範演技のようにはいかなかったよ。こういう機会を与えてくれたことに感謝している。とても素晴らしい体験だった。普通だったらこんな体験はできないからね。
 
 
 
 
 
 

[大会終了後]

Q:今日のレースはどうでしたか?

とてもハードなレースだったが、最後は前に出られてラッキーだった。僕たちは終盤にいいグループでアタックをしたと思う。最後のスプリントでは、ジョン・デゲンコルプがあまりにも強すぎた。

もっともキツかったのは最後の1周で、みんなが勝ちを狙っていたし、20周走った後で脚も疲れていた。前にいた日本人選手たちがとても強くて、何度もアタックしていた。2位になった別府サンは本当に強かった。


Q:来年もさいたまに来てくれる?

また戻ってきたいと思っている。そうだといいなあ。さいたまクリテリウムはシーズンの最後でとてもリラックスできて、異なった文化を体験することもできるからね。僕は本当に日本をエンジョイしているよ。


Q:来年は子供と一緒に?

そうだといいね。生まれてくるのは息子だってもうわかっているんだよ。
 

ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)

赤玉ハチマキで弓道を体験したバルデ。来年はマイヨ・アポワを着て来日できるとイイネ!
赤玉ハチマキで弓道を体験したバルデ。来年はマイヨ・アポワを着て来日できるとイイネ!
Q:今年のツールは大活躍でした

今年はステージ優勝できて本当にうれしかった。しかも、最優秀敢闘賞選手にも選ばれたからね。去年よりもステップアップできた年になったよ。

こうしてまた日本に戻ってこられたのは、特別な気分だ。今回は特別な賞(バルデは敢闘賞の赤ゼッケンを付けてさいたまクリテリウムを走った)を取った選手としてだからね。これは今年がいいシーズンだったという証明でもある。また日本に戻って来られて本当にうれしいよ。


Q:今年はリエージュでもいい成績でしたね?

リエージュではゴールスプリントに残って表彰台にあと一歩、優勝にあと一歩まで行くことができた。トップ10を狙っていて、6位になれたんだ。来年か数年後にはもっと強くなって、勝てるように努力したい。ビッグクラシックも僕の目標だ。

とくに来年はオリンピックがあって、リエージュは(日程的に)遠いレースではなく、長くて丘が多く、オリンピックに似たレースだから、僕にとっては来年最大の目標なんだ。


Q:最後にフランスのおすすめ料理を教えてくれる?

それじゃあ僕の故郷、オーベルニュ地方の名物を紹介しよう。フランス南部で、クレモンフェランの近くだよ。とてもダイエット向きの食べ物ではないんだけれど、オススメなのは、ジャガイモと地元特産のチーズを混ぜたアリゴーだ。すごく重たいけれど、美味しいんだよ。とくに赤ワインと一緒に食べると最高さ。

 

シモン・ゲシュケ(チームジャイアント・アルペシン/ドイツ)

今年のツールでは涙の区間初優勝を果たしたゲシュケ
今年のツールでは涙の区間初優勝を果たしたゲシュケ
Q:来日は何回目?

日本に来たのは2回目で、最初は2013年のさいたまクリテリウムだった。今回はガールフレンドが一緒で、2日長く滞在して東京観光する予定さ。


Q:今シーズンはどうでしたか?

とても長いシーズンだった。たしかにいいシーズンだったけれど、これでやっと終って、休暇が取れることがうれしいよ。


Q:ツールの区間優勝者としてさいたまクリテリウムを走る気分は?

これは僕にとって新しいシチュエーションだから、本当に楽しんでいるよ。


Q:クリテリウムでの戦略は?

このレースは普通とはちがっていて、とても短い。チームも4人しかいない。だから戦術も変えなければならない。でも、ジョンはこういったたぐいのレースが得意だから、スプリントで勝てると思うよ。


Q:最後にドイツのおすすめ料理を教えてくれる?

そうだな、僕の出身地ベルリンではカリーヴルストを食べるべきだ。ベルリン名物で、ソーセージの一種だよ。もちろんビールと一緒にね。
 

ジュリアン・ヴェルモート(エティックス・クイックステップ/ベルギー)

 
 
ヴェルモートはガールフレンドと一緒に来日
ヴェルモートはガールフレンドと一緒に来日
Q:来日は何回目?

さいたまは初めてだけど、2年前にジャパンカップで来ている。だから日本で驚くことはもうないなあ。ジャパンカップは素晴らしい経験だった。とても観客が多くて、この国のレースは大好きだよ。


Q:宇都宮とさいたまは雰囲気が随分違う?

そうだね。ここはとても都会だ。でも、日本はどこも本当に清潔で、人々はとてもフレンドリーだ。大勢のファンからサインを求められたけど、みんな本当に礼儀正しくて驚くよ。


Q:アリーナを通過するコースはどう?

アリーナの中はカーペットみたいなものの上を走るからちょっと危険だけど、街中を通過するコースはとても素晴らしいと思う。とくに観客がとても多いのがいいよね。それが一番重要だ。


Q:クリテリウム本戦はどう?

チームは勝てると思うよ。イブ・ランパールトがスプリントを目指す予定だ。デゲンコルプのようないいスプリンターがいるから、簡単には行かないだろう。日本人選手もとてもモチベーションが高いからね。


Q:レース後の予定は?

ここにはガールフレンドと一緒に来ていて、帰国は水曜日だから東京観光する予定だ。イブは一緒だけど、マキシム(ブエ)はすぐに帰る。ペトル(バコッチュ)は10日くらい滞在する予定だよ。


Q:最後にベルギーのおすすめ料理を教えてくれる?

そりゃもちろんフリッツさ。コルトレイクのフリチュール・ボスウェがベストだ。ベルギービールと一緒にね。他にはやっぱりムール貝かなあ。でも、実は寿司が大好きなんだ。ヘルシーだしね。日本のビールも昨日飲んだけど、美味しかったよ。
 

 

ホアキン・ロドリゲス(チームカチューシャ/スペイン)

弓道ではなかなか的に当てられなかったプリト・ロドリゲス
弓道ではなかなか的に当てられなかったプリト・ロドリゲス
Q:日本はどう?

日本に来るといつもすごく歓迎してくれて、僕たちは本当に驚いているよ。


Q:弓道体験はどうでしたか?

あー、あれは本当に難しかった。難しすぎた。がんばっても上手くはいかなかったよ。


Q:フレッシュ・ワロンヌでは勝てるけど、こっちのフレッシュ(フランス語で矢のこと)はダメだった?

ハハハ、そうだね。僕はやっぱり坂を上る方が好きだよ。


Q:ヒザの調子はどう?

随分良くなった。もう問題ないよ。トレーニングもできるようになったしね。