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【10万円台で乗れるロードバイク】ラピエール・アウダシオ100CP
2016.04.25
フレーム素材が進化したエントリーロード
ラピエール上位モデルはエアロロードのエアコード、オールラウンドロードのゼリウス、エンデュランスロードのパルシウムと〝分業化〞 が進んでいるが、アウダシオはエントリーモデルとして主にビギナーをスポーツライドに誘う役割を 担う。
フレーム素材は6000番台アルミ。過去にはアウダシオにも軽量アルミフレームに使われる7000番台アルミが採用されていたが、素材を変更したのは耐久性に優れ、乗り味もマイルドになるからだという。
重量の軽さでは7000番台アルミに軍配が上がるが、 アウダシオ100CPではハイドロフォーミングを駆使することで7000番台アルミフレーム時代と同等の重量を実現している。 ハイドロフォーミングによって成型されたフレームは、扁平加工されたトップチューブをはじめ、 各部の断面形状が複雑に変化し、エントリーモデルとは思えないほど手の込んだデザインとなっている。塗装やグラフィックにも妥協はない。
このフレームに搭載されるメインコンポーネントは、シマノの8スピードコンポーネント・クラリス。スペックは昨年モデルのアウダシオ200CPとほぼ同じで、 価格も同額だ。カタログスペックに華やかさはないが、細部までチェックすると実にまじめに作られた一台であることが分かる。
フレーム素材は6000番台アルミ。過去にはアウダシオにも軽量アルミフレームに使われる7000番台アルミが採用されていたが、素材を変更したのは耐久性に優れ、乗り味もマイルドになるからだという。
重量の軽さでは7000番台アルミに軍配が上がるが、 アウダシオ100CPではハイドロフォーミングを駆使することで7000番台アルミフレーム時代と同等の重量を実現している。 ハイドロフォーミングによって成型されたフレームは、扁平加工されたトップチューブをはじめ、 各部の断面形状が複雑に変化し、エントリーモデルとは思えないほど手の込んだデザインとなっている。塗装やグラフィックにも妥協はない。
このフレームに搭載されるメインコンポーネントは、シマノの8スピードコンポーネント・クラリス。スペックは昨年モデルのアウダシオ200CPとほぼ同じで、 価格も同額だ。カタログスペックに華やかさはないが、細部までチェックすると実にまじめに作られた一台であることが分かる。
ラピエール・アウダシオ100CP
シマノ・クラリス完成車価格/12万9000円(税抜)
フレーム●アウダシオアルミ6061
フォーク●ラピエールカーボン
コンポーネント●シマノ・クラリス
ホイール●アレックスリム・AT-470
タイヤ●ミシュラン・ダイナミックスポーツ 700×25C
ハンドルバー●ラピエール・6061オリジナルアルミ
ステム●ラピエール・6061オリジナルアルミ
シートポスト●ラピエール・6061アルミ
サドル●セライタリア・X1
サイズ●46、49、52、55
カラー●ホワイト×ブラック×レッド
試乗車実測重量●9.87kg(49サイズ、ペダルなし)
エントリーモデルという位置づけだが、ジオメトリーはオーソドックスなロードバイクのもの。ヘッドチューブも特に長くはない
フロントフォークはブレード部がカーボンでコラム部がアルミ。 ストレートブレードで、ロードバ イクらしい機敏な走りが楽しめる
BB規格はJIS規格。アウダシオ100CPは、メインコンポーネ ントにシマノの8スピードコンポ・クラリスを搭載する
サドルはセライタリアのエントリーモデルX1。ブレーキキャリパーはシマノ純正ではなく、サードパーティー製となる
リヤ三角まわりのデザインもオ ーソドックス。スプロケットは11- 32Tというワイドレシオなものが 装備され、あらゆる地形をカバー
浅野真則の試乗インプレッション
今回試乗したのはシマノの8スピードコンポーネント・クラリスを搭載するアウダシオ100CP。価格は12万9000円と、ラピエールのロードバイクでは最も安い価格設定のお値打ちモデルになっている。
カタログ重量は10kgと重く、リヤに8段しかギヤがないとなると、長い上りは不得手なのではないかという印象を持ってしまう。しかし、このモデルの走りはそのイメージを払拭するほど軽快だ。 これはフレームの進化に加えて、コンパクトドライブと最大32Tのワイドレシオなカセットスプロケットを搭載していることが大きい。レースで使うのでなければ、このスペックでもあらゆるシーンでロードバイクらしい走りを楽しむことができるだろう。
乗り味は、アルミフレームらしいカッチリとした印象が強い。レース向けの軽量・高剛性をうたうバイクにありがちな脚にダメージを与える硬さはそれほど感じないのが印象的だった。 ビギナーがファーストバイクとして買う場合、なるべく予算を抑えたいとしても最低限このぐらいのスペックのバイクを選びたい。ロードバイクらしい走りを堪能するには、このぐらいの価格が最低ラインといえるからだ。
カタログ重量は10kgと重く、リヤに8段しかギヤがないとなると、長い上りは不得手なのではないかという印象を持ってしまう。しかし、このモデルの走りはそのイメージを払拭するほど軽快だ。 これはフレームの進化に加えて、コンパクトドライブと最大32Tのワイドレシオなカセットスプロケットを搭載していることが大きい。レースで使うのでなければ、このスペックでもあらゆるシーンでロードバイクらしい走りを楽しむことができるだろう。
乗り味は、アルミフレームらしいカッチリとした印象が強い。レース向けの軽量・高剛性をうたうバイクにありがちな脚にダメージを与える硬さはそれほど感じないのが印象的だった。 ビギナーがファーストバイクとして買う場合、なるべく予算を抑えたいとしても最低限このぐらいのスペックのバイクを選びたい。ロードバイクらしい走りを堪能するには、このぐらいの価格が最低ラインといえるからだ。