トピックス
【10万円台で乗れるロードバイク】リドレー・フェニックスAL
2016.05.01
高度なアルミ成型技術から生まれた実戦仕様
ロングライドにも挑戦する入門者の使用を見据えて、加速だけでなく乗りごこちも重視して設計されたアルミフレームは、ハイドロフォーミングによる複雑な断面形状を駆使したチュービングで構成。上級者もうならされる作りだ。 ヘッドチューブは同社の上位機種に倣い下側を1-1/2インチに設計したテーパード構造。ヘッドからBBに至る部分に的確な剛性を与えて、安定したハンドリングとパワーロスを抑えて加速性の向上が狙われている。
その一方でシートステーとフロントフォークブレードは細身に仕上げられ、乗りごこちの良さとバイクの安定性を高めるという〝甘辛〞な設計により、ロングライドでしっかり進んで安定した操作を可能にする走りを追求している。パーツアッセンブルも105の22段変速を中心に、ブレーキ、クランクに至るまでシマノ製として操作性を高めるなど、ライダー本意の実戦仕様はリドレーらしい。
そしてフレームサイズはトップチューブを495mmに設計したXXSサイズが用意されるので、小柄な日本人にもマッチしやすい。手頃な価格ながら手抜きのない、自転車王国ベルギーの威信をかけて作られた入門モデルである。
その一方でシートステーとフロントフォークブレードは細身に仕上げられ、乗りごこちの良さとバイクの安定性を高めるという〝甘辛〞な設計により、ロングライドでしっかり進んで安定した操作を可能にする走りを追求している。パーツアッセンブルも105の22段変速を中心に、ブレーキ、クランクに至るまでシマノ製として操作性を高めるなど、ライダー本意の実戦仕様はリドレーらしい。
そしてフレームサイズはトップチューブを495mmに設計したXXSサイズが用意されるので、小柄な日本人にもマッチしやすい。手頃な価格ながら手抜きのない、自転車王国ベルギーの威信をかけて作られた入門モデルである。
リドレー・フェニックスAL
シマノ・105完成車価格/19万5000円(税抜)
フレーム●6061-T6トリプルバテッドアルミ
フォーク●カーボン
コンポーネント●シマノ・105
ホイール●シマノ・WH-RS10
タイヤ●コンチネンタル・ グランドスポーツレース 700×25C
ハンドルバー●フォルツァ・アルミ
ステム●フォルツァ・アルミ
シートポスト●フォルツァ・アルミ
サドル●フォルツァ・シラス
サイズ●XXS、XS、S、M
カラー●FLAN15m、JP15-2Am、JP15-1As
試乗車実測重量●9.10kg(Sサイズ、ペダルなし)
吉本 司の試乗インプレッション
初めてロードバイクに乗ると、下りやカーブのように不安定な走行状況では怖さを覚えることもある。ゆえに入門者のバイク選びは、高い安定性もひとつのキーワードだ。 フェニックスALは、圧倒的な安定感を誇る。この性能はリドレーのバイク全体を通したチャームポイントで、ホイールベースが実寸よりも長く、重心位置が低い印象だ。下りやタイトなコーナーでもライダーとバイクの一体感に優れていて、意のままに操れる安心感がある。
そして細身のフォークとバックステーによって振動減衰性はこのクラスのアルミモデルとしては高く、タイヤが路面を捉える感覚にも長けている。乗りごこちも十分だ。 加速側の性能はアルミらしい密度感の高いペダリングフィールだが、嫌な硬さは感じないので入門者でもペダルに力を与えやすいだろう。車重の重さゆえに低速の身のこなしに鋭さはないものの、巡航走行ではアルミらしい力強い推進力を得られるので、ロングライドで淡々とペダルを踏み続けるような場面でも頼りになるに違いない。
抜群の安定感と力強い推進力を持つフェニックスALは、どんな道でも臆せず走りを楽しめる。そしてライディングスキルの上達も早いだろう。
そして細身のフォークとバックステーによって振動減衰性はこのクラスのアルミモデルとしては高く、タイヤが路面を捉える感覚にも長けている。乗りごこちも十分だ。 加速側の性能はアルミらしい密度感の高いペダリングフィールだが、嫌な硬さは感じないので入門者でもペダルに力を与えやすいだろう。車重の重さゆえに低速の身のこなしに鋭さはないものの、巡航走行ではアルミらしい力強い推進力を得られるので、ロングライドで淡々とペダルを踏み続けるような場面でも頼りになるに違いない。
抜群の安定感と力強い推進力を持つフェニックスALは、どんな道でも臆せず走りを楽しめる。そしてライディングスキルの上達も早いだろう。