トピックス
【10万円台で乗れるロードバイク】ジェイミス・アイコンプロ
2016.05.02
誕生以来、進化を続けるカーボンキラー
アイコン最大の特徴は、2年間の開発期間をかけて誕生した新しいアルミフレーム、シンセサイズを採用していることにある。ハイドロフォーミングやダブルバテッドといった最先端の製造技術を駆使し、各チューブの径や厚み、断面形状を最適化。これにより、カーボンフレームに肉薄する1150g(54サイズ)というフレーム重量と、アルミフレームらしいカッチリした剛性感あふれる乗りごこちの両立に成功している。
また、異なるフレームサイズでも同じ乗り味になるよう、各サイズごとにチューブの厚みを変えているのも特筆すべきポイント。小さなフレームほど意図した乗り味より硬くなりがちだが、それが解消されるのは総じて小柄な日本人サイクリストにとって朗報だ。
アイコンの実力は、辛口なアメリカの自転車専門誌でも評価されている。なかでも「バイシクリング」誌では、編集者が選ぶエディターズチョイスを2年連続で受賞。 大手メジャーブランドのバイクを抑えての快挙だった。ジェイミスはひとつのモデルを大事に育てるブランド。アイコンもこれから熟成を重ね、名車と呼ばれる存在になるに違いない。
また、異なるフレームサイズでも同じ乗り味になるよう、各サイズごとにチューブの厚みを変えているのも特筆すべきポイント。小さなフレームほど意図した乗り味より硬くなりがちだが、それが解消されるのは総じて小柄な日本人サイクリストにとって朗報だ。
アイコンの実力は、辛口なアメリカの自転車専門誌でも評価されている。なかでも「バイシクリング」誌では、編集者が選ぶエディターズチョイスを2年連続で受賞。 大手メジャーブランドのバイクを抑えての快挙だった。ジェイミスはひとつのモデルを大事に育てるブランド。アイコンもこれから熟成を重ね、名車と呼ばれる存在になるに違いない。
ジェイミス・アイコンプロ
シマノ・105完成車価格/19万9000円(税抜)
フレーム●シンセサイズダブルバテット6061アルミニウム
フォーク●ジェイミス・ロードカーボン
コンポーネント●シマノ・105
ホイール●マヴィック・アクシウム
タイヤ●ヴィットリア・ザフィーロスリック 700×23C
ハンドルバー●リッチー・コンプロジックカーブ
ステム●リッチー・4アクシス
シートポスト●ジェイミス・カーボンファイバーマイクロアジャスト
サドル ● セラロイヤル・シータ S1
サイズ●48、51、54、56
カラー●コスモブルー、アノブラック
試乗車実測重量●8.49kg(54サイズ、ペダルなし)
浅野真則の試乗インプレッション
カーボンフレーム全盛の今、製造技術の進歩によってアルミフレームが再び注目を集めている。アメリカの3大ブランドがこぞってこのカテゴリーに参入し、火花を散らしているが、同じくアメリカのブランド、ジェイミスのアイコンもその好敵手となりうる。
ハイドロフォーミングやダブルバテッドといった最先端の工法を駆使して作られたフレームは、重量1150gと軽い。アイコンプロはこのフレームにメインコンポーネントとしてシマノ・105、ホイールにマヴィックのアクシウム搭載。さらにBBに精度の高いエンデューロ製ベアリングを採用するなど、目立たないところのパーツアッセンブルも抜かりない。このスペックで税抜価格で20万円以下と、ライバルたちに引けを取らない魅力的なパッケージングとなっている。
アメリカの専門誌が絶賛したという走行性能の高さは、あらゆるシーンで感じられる。完成車の状態でも上りはカタログスペック以上に軽快。テーパードヘッドがもたらすコーナーやブレーキング時の安定した挙動は素性のいいレーシングマシンそのものだ。 メジャーブランドのバイクと比べると決して派手さはないが、乗れば分かる良さがある。
ハイドロフォーミングやダブルバテッドといった最先端の工法を駆使して作られたフレームは、重量1150gと軽い。アイコンプロはこのフレームにメインコンポーネントとしてシマノ・105、ホイールにマヴィックのアクシウム搭載。さらにBBに精度の高いエンデューロ製ベアリングを採用するなど、目立たないところのパーツアッセンブルも抜かりない。このスペックで税抜価格で20万円以下と、ライバルたちに引けを取らない魅力的なパッケージングとなっている。
アメリカの専門誌が絶賛したという走行性能の高さは、あらゆるシーンで感じられる。完成車の状態でも上りはカタログスペック以上に軽快。テーパードヘッドがもたらすコーナーやブレーキング時の安定した挙動は素性のいいレーシングマシンそのものだ。 メジャーブランドのバイクと比べると決して派手さはないが、乗れば分かる良さがある。