11月26日、27日の2日間で開催された人気のシクロクロス・イベント『Raphaスーパークロス野辺山2016』は、開催2日前に会場となった長野県南佐久郡野辺山高原の滝沢牧場に30センチの雪が積った。7年間の歴史で、こんな白銀の大会になったのは初めてだ。
大会前夜は気温がマイナス10度以下になり、当日も低温で決してレース観戦に向いた日和ではなかったのだが、例年以上に大勢の観客が “シクロクロスの聖地” 野辺山に集結し、極寒の中で繰り広げられた激闘に熱い声援を送っていた。
シクロクロスのコース上は、大会主催者によって除雪されていたものの、周囲はまだ深い雪が残っていた。快晴に恵まれた初日は、日差しが強くなるにつれて凍った大地と雪が溶け出し、午後には誰もが期待するような野辺山らしい泥沼のコース・コンディションになっていた。