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【入門ロードバイク2017】ラピエール・アウダシオ200FDJ CP
2017.04.22
フレンチブランドならではの個性が光る
アウダシオ200の見るからに剛性感のあるフレームは、細部を見ると他のブランドにはない個性が光っている。ネジ切り式のBBを採用しており、何度もBBを交換しても安心で、外装式のケーブルルーティングによりメンテナンスも簡単。他にも走行中のメカの不調に対応できるアジャスター付きのケーブル受けがあったり、ケーブルガードが標準装備だったりと、随所に頻繁にメンテナンスして長く乗ってほしいという設計者の想いが伝わってくる。
予算がふんだんにある超高級車と違って、エントリークラスのバイクには限られた予算をどこに配分してユーザーにどのように乗ってほしいのか?といったプロダクトマネージャーの思考が見えてくる。だからからこそ10万円台のアッセンブルは興味深い。
アウダシオ200は2017年モデルでフルモデルチェンジしたシマノの新型ソラをクランクにまで採用。クラス初となる内装式のSTIレバーを使用しており、コンパクトな形状で上位モデル顔負けの変速性能を追求している。セライタリア製のサドルに高級なバーテープ、シマノ製のハブなど通好みの仕上がりの一台だ。
予算がふんだんにある超高級車と違って、エントリークラスのバイクには限られた予算をどこに配分してユーザーにどのように乗ってほしいのか?といったプロダクトマネージャーの思考が見えてくる。だからからこそ10万円台のアッセンブルは興味深い。
アウダシオ200は2017年モデルでフルモデルチェンジしたシマノの新型ソラをクランクにまで採用。クラス初となる内装式のSTIレバーを使用しており、コンパクトな形状で上位モデル顔負けの変速性能を追求している。セライタリア製のサドルに高級なバーテープ、シマノ製のハブなど通好みの仕上がりの一台だ。
ラピエール・アウダシオ200FDJ CP
シマノ・ソラ完成車価格/14万5000円(税抜)
フレーム●ニューアウダシオ アロイ
フォーク●ニューラピエールカーボン
メインコンポ●シマノ・ソラ
ホイール●アレックス・リム
タイヤ●コンチネンタル・ウルトラスポーツ2 700×25C
ハンドルバー●ラピエール・HB-CR12
ステム●ラピエール・withLP キャップ
シートポスト●ラピエール・SP-3D1
サドル●セライタリア・X 1
サイズ●46、49、52、55
カラー●FDJカラー 試乗車実測重量●9.69kg(49サイズ、ペダルなし)
難波ケンジの試乗インプレッション
乗るとすぐに分かるのが、フレームの直進性の高さ。重量は軽くはないが、重さよりも大事なものがあると言わんがばかりの芯のある走りの質感には驚いた。平坦基調で丘を越えるようなルートなら車重の微々たる差などほとんど意味がないが、その点を無視して走りを突き詰めたラピエールこそ上級者が乗っても格好いいアルミロードだ。
快適性よりも剛性を意識したフレームといえるが、一方でフォークは突き上げ方向に振動吸収性に優れ、シートポストもオフセットタイプなので乗っていて不快な突き上げはない。ハンドリングは素直な仕上がりなので、初心者でも安心して乗れる。
シマノ・ソラの変速タッチは絶妙で、一度に変速できる段数が2段な点を除いて不満はない。フレームの基本性能はきわめて高いので、ホイールやブレーキなどを徐々にアップグレードして自分好みの一台に仕上げていきつつ、自分も上級者になった頃には終生の友になってくれるバイクであろう。
快適性よりも剛性を意識したフレームといえるが、一方でフォークは突き上げ方向に振動吸収性に優れ、シートポストもオフセットタイプなので乗っていて不快な突き上げはない。ハンドリングは素直な仕上がりなので、初心者でも安心して乗れる。
シマノ・ソラの変速タッチは絶妙で、一度に変速できる段数が2段な点を除いて不満はない。フレームの基本性能はきわめて高いので、ホイールやブレーキなどを徐々にアップグレードして自分好みの一台に仕上げていきつつ、自分も上級者になった頃には終生の友になってくれるバイクであろう。