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飛行機輪行の裏側を大解剖! サイスポ取材班がANAのバックヤードへ潜入取材
2018.03.13
潜入! 輪行袋の辿るバックヤードの旅
羽田空港の手荷物カウンターにて受託手続きを完了させたところから、知られざるバックヤードツアーがはじまった。
輪行袋が向かうのはコンテナに荷物を収容する「手荷物仕分け場」と呼ばれる場所だ。各コンテナに次々と荷物が収容されていく中、人の手によって手荷物仕分け場に運ばれてきた輪行袋。羽田空港では人力のほかにも、長尺手荷物や精密機器に対応するベルトコンベア(傾斜と速度が緩やかなベルトコンベア)。
AKN53646NHと記されたコンテナに収納された輪行袋は養生と固定ののちに、瞬く間に飛行機の待つスポットへ向かう。テキパキとした早業であると同時に、人の手の温かみを感じる搬入だった。
飛行機へ到着したコンテナは貨物室へ搭載されていく。尾翼付近の搬入口から確かに運び込まれるコンテナAKN52646NH。すべての荷物の搬入が終了し、飛行機のプッシュバックがはじまる。我々サイスポ取材陣は「到着空港にて無事な姿でまた会おう」と、我が子を見守るような気持ちで離陸する飛行機を眺めた。
バイクを積んだコンテナは機内へ! 動画
再会したのは愛媛県・松山空港。少し緊張しながら運び出されたコンテナの中を覗くと、搬入時と変わらぬ輪行袋の姿があった。そうして最後まで人の手で預け主の元に到着したのだった。
「とにかく丁寧に扱うように心がけています。」
ANAの担当者はこう語る一方、利用者に気をつけてもらいたいこともあるという。
「私どもは自転車については専門家ではないので、梱包方法には明るくありません。ぜひしっかりとご自身で梱包を行ったのちに、お預けをお願いしたいです」
3月20日発売予定のサイクルスポーツ5月号付録でも、詳細なバイク輪行術を紹介している。ほかにも受託時の注意事項やバックヤードの詳細など、痒いところに手が届く情報が満載だ。飛行機輪行初心者も常連も、大満足の別冊付録をご覧あれ。