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Jプロツアー2018 第20戦・まえばしクリテリウムで窪木一茂が今季5勝目

レース
最後に抜け出した窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が先頭でゴール
最後に抜け出した窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が先頭でゴール


2018年のJプロツアーは残すところ3戦。第20戦は、群馬県前橋市でのクリテリウム。群馬県庁や前橋市役所が建ち並ぶ前橋市内の中心部の公道に1周3.5kmのコースを設定してレースが行われた。

台風が近く中、P1クラスタがスタートする午後に雨が強まるとの予報を受け、当初14周49kmで行われる予定だったが12周42kmに変更してスタートした。

1周目、2年前のまえばしクリテリウム覇者の入部正太朗(シマノレーシング)が飛び出す。これにルビーレッドジャージの窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)と、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が合流し、3人の逃げ集団が形成される。メイン集団は、2005年のツール・ド・フランス個人総合4位のフランシスコ・マンセボが加入したマトリックスパワータグがコントロールし、25秒前後の差を維持して周回を重ねる。

6周目、窪木と小野寺がメイン集団に戻り、入部が単独で逃げ続ける。メイン集団とのタイム差は15秒前後まで縮まったが、ここで集団後方で発生した落車によりレースが中断される。その後、それまでのレースを全てキャンセルし、5周回17.5kmのレースとして改めてスタートすることが決定された。

レース中断前に逃げていた入部が先行してスタート。追う集団からは木村圭佑(シマノレーシング)が飛び出して入部に追いつき、集団に15秒差をつけて逃げ続ける。一方メイン集団は、マトリックスパワータグに代わり宇都宮ブリッツェンがコントロールを開始。逃げる2人との差を詰め、最終周回に吸収する。

このまま集団でのスプリント 勝負となるかと思われたが、残り150mの最終コーナーに単独先頭で現れた窪木がそのままゴール。今季5勝目を挙げ、事実上2018シーズンの個人総合優勝を決めた。

 
表彰式
表彰式
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )、ピュアホワイトジャージは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が獲得
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )、ピュアホワイトジャージは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が獲得


Jプロツアー第20戦
第3回JBCFまえばしクリテリウム
日付:2018年9月29日
開催地・コース:群馬県庁、前橋市役所周辺特設周回コース(公道周回3.5km/一周)
距離:17.5km(P1)、17.5km(E1)


結果 P1クラスタ 17.5km
1位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)22分51秒
2位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +1秒
3位 大久保陣(チームブリヂストンサイクリング) +1秒
4位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +1秒
5位 横山航太(シマノレーシング) +2秒
6位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +2秒

Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)

写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
地元チーム群馬グリフィンがスタートラインに揃った
地元チーム群馬グリフィンがスタートラインに揃った


Jプロツアー2018 次戦のスケジュール
10/6  第3回 JBCF 南魚沼ロードレース
10/7  第4回 JBCF 南魚沼ロードレース(第52回 JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ)