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トーマスが獲得したツール・ド・フランス2018の優勝トロフィーが盗難にあった

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中央のトーマスが持っているトロフィーが盗難にあった (©Bettiniphoto)
中央のトーマスが持っているトロフィーが盗難にあった (©Bettiniphoto)
英国のチームスカイが10月10日に、英国のバーミンガムで開催されたサイクルショーで展示されていた今年のツール・ド・フランスの優勝トロフィーが盗難にあったと発表した。

チームスカイは、昨年以来チームが獲得してきた3大ツアーの優勝トロフィーを、可能な限り多くのファンが見る機会を持てるようにと、英国中で展示をしている。今回は9月末にバーミンガムで開催されたサイクルショーで、チームの自転車サプライヤーであるピナレロ社に3大ツアーのトロフィーが貸し出されていた。

サイクルショーのピナレロのブースでは、今年のツール・ド・フランスでゲラント・トーマスが獲得したマイヨ・ジョーヌとトロフィーが、昨年のブエルタ・ア・エスパーニャと今年のジロ・デ・イタリアで、英国のクリストファー・フルームが獲得したリーダージャージとトロフィーとともに飾られ、それぞれのレースで使用されたピナレロの自転車も展示されていた。

チーム発表によれば、盗難事件はイベント終了後の撤収中に、一時的にブースが無人になった瞬間に起きたという。盗まれたのはトーマスが獲得したツールのトロフィーだけだった。この盗難事件はすでに警察の手に委ねられている。

英国のピナレロ社のマネージング・ディレクターであるリチャード・ヘミントン氏は、今回の盗難事件での全面的な責任を認め、トーマスには個人的に謝罪したと語っている。


■ゲラント・トーマスのコメント
「こんなとこが起こるとは、信じられないほど不幸だ。トロフィーを盗った人間は、かなり限定されていることは言うまでもないが、それはボクにとってもチームにとっても大きな意味がある。盗んだ人間は誰であろうと、返すことで許されると願う。トロフィーは重要だが、明らかに重要なのはこの信じられない夏の素晴らしい思い出だ。それは誰にも奪うことはできない」



チームスカイの公式サイト