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【速報】ジャパンカップ・クリテリウム2018でドイツのデゲンコルプが初優勝

レース
左から2位のスコット、優勝したデゲンコルプ、3位のカノラ
左から2位のスコット、優勝したデゲンコルプ、3位のカノラ
 
ジャパンカップサイクルロードレース(アジアツアー1.HC)の前哨戦であるジャパンカップ・クリテリウムが、10月20日に栃木県宇都宮市で開催され、ドイツのジョン・デゲンコルプ(トレック・セガフレード)が、集団ゴールスプリントでディフェンディングチャンピオンのマルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)を打ち負かして初優勝を果たした。

2位はオーストラリアのキャメロン・スコット(オーストラリアンサイクリングアカデミー・ライドサンシャインコースト)、カノラは3位で終わった。
 
レースは終始トレック・セガフレードの赤い列車がコントロール。チームはは別府史之の3勝目を目指して走り、デゲンコルプが最後に別府のリードアウトを務めるはずだった。しかし、最終コーナーで別府はデゲンコルプの後方から離れてしまった。

そこでデゲンコルプは自らスプリントすることに決め、早めにスパートしたカノラを安々と追い抜き、核の違いを見せつけて勝利を手中に収めた。



■クリテリウムで初優勝したデゲンコルプのコメント
「日本は素晴らしい。チームのこんなにも素晴らしい努力の後で、ココで勝つのは全くすごい。本当にスタートからボクたちはレースをコントロールした。素晴らしいシーズンを勝利で締めくくってとても満足している。1年を通してボクを信頼してくれたチームへの素晴らしい恩返しになった」
 

■ジャパンカップ・クリテリウム結果[10月20日/宇都宮市/33.75km]
1. DEGENKOLB John (TREK - SEGAFREDO / GER) 42'38" (47.5km/h)
2. SCOTT Cameron (AUSTRALIAN CYCLING ACADEMY - RIDE / AUS)
3. CANOLA Marco (NIPPO - VINI FANTINI - EUROPA OVINI / ITA)
4. STANNARD Robert (MITCHELTON - SCOTT)
5. KREDER Raymond (TEAM UKYO / NED)
6. OWEN Logan (TEAM EF EDUCATION FIRST - DRAPAC / USA)
7. WELSFORD Samuel (AUSTRALIAN CYCLING ACADEMY - RIDE / AUS)
8. KUBOKI Kazushige (TEAM BRIDGESTONE CYCLING / JPN)
9. SUZUKI Ryu (UTSUNOMIYA BLITZEN / JPN)
10. BETTIOL Alberto (BMC RACING TEAM / ITA)

【スプリント賞】
POGAČAR Tadej (LJUBLJANA GUSTO XAURUM / SLO) 
OKUBO Jin (TEAM BRIDGESTONE CYCLING / JPN)
MAGOSAKI Daiki (TEAM BRIDGESTONE CYCLING / JPN)

大会公式サイト

 
スプリント賞を獲得した3選手。左からポガチャル、大久保、孫崎 
スプリント賞を獲得した3選手。左からポガチャル、大久保、孫崎 
3勝目は上げられなかったが、チームメートの勝利を喜んでいた別府 
3勝目は上げられなかったが、チームメートの勝利を喜んでいた別府 

クリテリウムのスタート前にクネゴの引退セレモニーが行われた

 
 
「日本のファンに最後の走りを見せたい」と希望し、今年のジャパンカップにやって来たイタリアのダミアーノ・クネゴは、NIPPO・ヴィーニファンティーニの一員としてクリテリウムに参加し、ゼッケン9を付けてスタートラインに並んだ。

スタート前には引退セレモニーが行われ、大会実行委員委員会会長である宇都宮市の佐藤栄一市長が、スタート&フィニッシュ地点の横にある二荒山神社の鳥居の前でクネゴに花束を贈呈した。