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CROSS COFFEE プレミアムイベント「モーリ選手ファンライド&交流会」レポート
レース
2018.10.24
2018ジャパンカップサイクルロードレースのクリテリウムスペシャルライダーとして招待されたイタリアのマヌエーレ・モーリ選手(UAEチーム・エミレーツ)のファンライドと交流会が、10月22日(月)に東京都稲城市矢野口のサイクリストコミュニティカフェ「CROSS COFFEE(クロスコーヒー)」で開催された。
CROSS COFFEEは、サイクルオーダージャージの世界的なブランドである「Champion System(チャンピオンシステム)」が昨年8月にオープンしたばかりのサイクリストコミュニティカフェ。チャンピオンシステムが、UAEチーム・エミレーツのサプライヤーを務めている縁で、モーリ選手を招いたこのプレミアムイベントが実現した。
南関東圏のサイクリストに人気の多摩川サイクリングロード(通称・多摩サイ)と尾根幹道路の交わる矢野口交差点に位置するCROSS COFFEEは、サイクリングの集合場所や休憩ポイントとして活用されている。店舗の前には自転車を10台駐輪することができるバイクラックが設置され、自慢のコーヒーやチョコレートドリンク、様々なフードメニューを楽しむことができる。
モーリ選手と走るファンライドは、CROSS COFFEEを出発して多摩サイの上流の始点である羽村市までのんびり走る、往復60kmのコースで行われた。羽村市では、阿蘇神社でサイクリストのためのお守りをゲットするのが目的で、合言葉は「モーリ選手とオマモーリをゲット!」だった。
もちろんそれだけではない。ファンライドにはイタリア語の通訳が同行し、サイクリングをしながらモーリ選手とのおしゃべりも楽しめるという、何とも豪華な企画。現役のプロ選手に直接質問ができるなんて、めったにない体験だ。このプレミアムなファンライドは定員が10名だったが、申込みが始まってすぐ埋まってしまったそうだ。
残念ながら当日は体調不良で2名が欠席したが、秋晴れに恵まれた稲城市の CROSS COFFEE に、8人の参加者が集合。モーリ選手の長年のファンもいれば、偶然告知を目にして申し込んだというサイクリストもいたが、60kmのサイクリングを終えて戻ってきた時には、全員がモーリ選手の大ファンになっていた。
無事、オマモーリをゲット!
午後1時頃に矢野口の CROSS COFFEE を出発したファンライド一行は、平均時速25kmほどで阿蘇神社を目指して多摩サイをサイクリング。途中、河川敷でカフェから配達された淹れたてのコーヒーとサンドウィッチを食べて休憩し、日没間近の夕方5時頃、 CROSS COFFEE に戻ってきた。モチロン、阿蘇神社で「オマモーリ」もゲットできた。
幸い大きなトラブルはなかったが、途中パンクに見舞われてしまった参加者がいたそうだ。普通ならツイてないなと思うところだが、帰ってきた参加者たちは「モーリ選手がパンクを修理してくれた、パンクして良かった!」と、大喜びだった。
幸い大きなトラブルはなかったが、途中パンクに見舞われてしまった参加者がいたそうだ。普通ならツイてないなと思うところだが、帰ってきた参加者たちは「モーリ選手がパンクを修理してくれた、パンクして良かった!」と、大喜びだった。
トスカーナ料理で交流会
夜は CROSS COFFEE で、モーリ選手の故郷であるトスカーナ地方の料理を楽しめる交流会が開かれた。仕事でファンライドには参加できなかったチャンピオンシステムの棈木亮二代表取締役と、今回モーリ選手来日のスポンサーを務めた秀光の佐久間悠太取締役も交流会に合流。CROSS COFFEE のシェフが腕をふるった料理に舌鼓を打ちながら、参加者の皆さんはモーリ選手の貴重な話を熱心に聞き入っていた。
居心地の良いカフェ「CROSS COFFEE」
昨年8月にオープンしたばかりの CROSS COFFEE は、サイクリストのためのコミュニティカフェだが、矢野口駅前には喫茶店がないため、地域の人たちが普通に利用する街カフェとしても定着しつつある。
モーリ選手のファンライドを見送った後、彼らが帰ってくるまでの4時間、cyclesports.jp取材班は CROSS COFFEE を仕事場として利用させてもらったのだが、お世辞ではなく本当に居心地の良いカフェだった。
カフェは鶴川街道に面し、お天気だったこともあってドアは開けっ放しになっていたが、騒音を感じることはなく、むしろさわやかな秋風が心地よかった。月曜日の昼下がりだったが、待ち合わせや休憩をするサイクリストたちが入れ代わり立ち代わりカフェを訪れ、ランチを食べに来たママ友さんたちや、ちょっとコーヒーを飲みに立ち寄った年配のご夫婦もいた。
入口を入るとすぐにチャンピオンシステムのジャージや小物、シューズなどが所狭しと並べられた棚があるが、店内は広々として天井も高い。大きなテーブルもあり、今回のように大勢が集まるイベントでは大活躍していた。カフェのメニューも豊富で、豆や道具にこだわり抜いた美味しいコーヒーがとにかく自慢の一品だ。カフェタイムには、美味しいチーズケーキやガトーショコラを一緒に楽しめるセットメニューもある。
CROSS COFFEE では、様々なイベントや練習会をしていて、店内の壁にあった大きな黒板にぎっしりと予定が書き込まれていた。その壁をよく見ると、「秀光 Lampre」の文字が! 実は店内の壁の一部に貼られた白いスティールパネルはLampre社製で、秀光の佐久間取締役からプレゼントされたものだったのだ。レースファンならこれを見つけたら、ついついニンマリしてしまうだろう。
CROSS COFFEE は、サイクルオーダージャージを扱うチャンピオンシステムのフラッグシップショップでもあり、店内の一番奥には大量のオーダーサンプルがかけられているのだが、普段はうまく目隠しされていて、気が付かないほどだ。試着室も完備しているため、カフェ内でオーダージャージのサイズを選んだり、商品の仕様を確認することも可能だ。
JR南武線「矢野口駅」から徒歩3分と交通の便もよく、サイクリストがサイクリングの途中に立ち寄るだけでなく、自転車好きの仲間が集まる「お気に入りのカフェ」として定着していくにちがいない。
CROSS COFFEE -chocolate & sandwiches-
●電話番号:042-401-6126
●営業時間:7:00 ~ 18:00
●定休日:年末年始
●公式サイト
※全面禁煙/フリーWIFIあり
チャンピオンシステムジャパン公式サイト
サイスポ・ニュース:チャンピオンシステムのサイクリストコミュニティカフェ「CROSS COFFEE」オープン