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トレック・セガフレード来日記念ランチレセプション&パーティー
レース
2018.10.25
セガフレード・ザネッティ・エスプレッソに集合
10月22日(月)、セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店にてトレック・セガフレード来日記念ランチレセプションが行われた。20人限定で行われたランチパーティーは、和やかな雰囲気で多くの笑顔が見られた。
ジャパンカップでは、ジョン・デゲンコルプがクリテリウムで優勝するなど、大いに盛り上げたトレック・セガフレード。宇都宮森林公園のトレックブースでは、セガフレードの香り高いコーヒーやエスプレッソが振る舞われ、トレック・セガフレードオリジナルロゴグッズも店舗に先駆けて販売されていた。
セガフレード広尾店に集まったトレック・セガフレードのメンバーは、そのセガフレードのエスプレッソを一杯飲んでから2階のメイン会場へと向かった。選手たちが揃うと、まずはメンバー紹介が行われた。
集まったのは、ジョン・デゲンコルプ、別府史之、エウジェニオ・アラファーチ、ファビオ・フェッリーネ、クーン・デコルト、ローラン・ディディエ、そして監督のヤロスラフ・ポポヴィッチだ。
ポポヴィッチ監督による乾杯のあとは、おいしそうな料理を囲んだ歓談の場となった。
壁面には、ジャパンカップを振り返るような写真がずらりと並んでおり、選手たちもその時のシーンを思い出しては笑顔を見せていた。
後半では抽選会も!
また、セガフレード店舗にて新発売となる「LIONLAP」というエネルギーコーヒードリンクの紹介もされた。
会の最後には、選手に対してケニアのバラがプレゼントされた。購入するとケニアの雇用につながるというこのバラは、週末よりセガフレードでも販売が予定されている。
今年は無事晴天に終わったジャパンカップのあと、多くのファンが選手たちとゆったりとした時間を楽しんだ。選手たちも参加者も和やかな雰囲気の中でランチレセプションはお開きとなった。
別府史之インタビュー
別府:天候も良かったし、チームが土曜・日曜と参加できて、ひっきりなしに沿道から応援をされました。もうフミしか走ってないんじゃないかってくらい応援してくれてすごいうれしかったです(笑)。
チームとしては、土曜日に絶対勝たなきゃいけなくて、ジョンと自分の2トップで走ることになって、自分は埋もれちゃったんですけど、タイミング的にもジョンのあのポジションが一番スプリントできるポジションでした。でも本当にプラン通りで、エウジェニオ(・アラファーチ)とローラン(・ディディエ)が集団を牽引して、その後(ファビオ・)フェッリーネが最後のコーナーで前出て、クーン・デコルトがコーナーの立ち上がりからスピード上げていって、そこからはジョンか自分っていう形で、本当に完璧でした。ジョンが行ったところで自分もスプリントしかけるっていう予定だったんですけど、結果的に勝てたから良かったです。
CS:本戦はどうでした?
別府:本戦の方も、序盤から大きな逃げを作らないように1、2周目はスピードアップして速かったんですけど、今年は2人抜け出して、後からロットNL・ユンボの選手が抜け出して、3人になったけどもそんなに焦らず(動きました)。
地元の宇都宮ブリッツェンのチームがすばらしい走りをしていましたね。僕らのチームも隊列の中でリスペクトしながら走っているので、チームで一丸となって引っ張ってくれるのが、すごく頼もしい走りだと思いました。
僕らはその後ろについていましたが、ジャパンカップのコースは終盤にかけて、古賀志の上りも厳しくなってきて、10周回を超えるとみんな脚にきはじめるんですよね。終盤に残れる選手がごく一部なので、そこは今回ファビオに託して。でもファビオも最後の最後で脚がなくて、最後クーンが集団スプリントしたけど、前(さらに抜け出した集団)を行かせちゃってたから、チーム的にはちょっと失敗だったなと思いますね。
CS:できることはやったという感じでしょうか?
別府:全てやりきりました。僕らとしては、本戦は残念だったけども、ハッピーなレースで終わったかなと思います。
今年はすごい声援をもらって、それに答えられていなかったので、来年はクリテリウムでなく本戦に向けて調整していきたいなと思います。というのも、1年半後のオリンピックに向けて(UCI)ポイントも絡んでくるので、すごい重要な位置付けのレースになってくるんですよね。なので、来年は本戦に向けてしっかり走れるようにコンディション整えていきたいです。
CS:その東京オリンピックのコースは、別府選手の脚質的にはどうでしょうか?
別府:(今の脚質というより)そこに合わせていかなければいけない。例えば今年のアジア大会も、上りゴールだったので、上れていないと厳しいから(体重を)絞っていって調整しました。最後の最後でルツェンコを追い詰める形だったんですけど、あと少しのところで力負けしてダメでした。
向かうべき方向に向かおうと思えば、向かっていきます。(東京五輪に向けては)クライミング重視になっていくと思います。しっかりウエイトコントロールも気をつけて走っていきたいです。
CS:トレック・セガフレードでの契約延長が決まって、2019シーズンはまたツアー・ダウンアンダーからでしょうか?
別府:23日にアメリカにそのまま行って、レーススケジュールを聞かされるのでどういう感じになるかはまだわからないんですけど、集中してシーズンをこなしていくことになりますね。リッチー・ポートが加入して総合系も変わるし、スプリンターもジャコモ(・ニッツォーロ)がいなくなって、ジョン(・デゲンコルプ)やジャスパー(・ストゥイヴェン)、エドワード・トゥーンスらがいますけど、集団をコントロールするっていう機会が少ないかもしれません。今年や例年とは違ったタクティクスになってくるかと思います。
CS:別府選手自身の役割もちょっとずつ変わりながらでしょうか?
別府:そうですね、臨機応変に対応しながら、自分たちはオールラウンドに走らなければいけないので。ヨーロッパの方でも(UCIポイントを)取っていかないといけないので、来年はしっかり狙っていきたいですね。
CS:当たり前のことを聞きますが、東京五輪の枠を若手に譲るという気は全くないですか?
別府:結果次第じゃないかな。誰でも出られる仕組みになってますからね。走りを見せて選ばれるまでです。
夜は恵比寿でパーティー!
トレック・セガフレードのジャパンカップアフターパーティが10/22の夜、恵比寿駅から徒歩数分の”act*square”で開催された。
会場に入ってまず驚いたのは、眼前に広がる壁面360°のスクリーンに映し出される選手たちの写真だ。選手の登場前から、すでに非日常空間で興奮気味の参加者たち。
ちなみにこの夜の参加者は、500名弱の応募から見事抽選で選ばれた、幸運に恵まれたトレック・セガフレードのファン約150名なのだ。
中には4年越しの応募でやっとチケットを手に入れたという人も。MCの紹介で選手たちが登場し、乾杯を終え、みんなお待ちかねの選手との交流タイム!
参加者のカバンからゴソゴソ出てくる出てくる色紙、ジャージ、ヘルメット、自作のうちわ、ダンボールアート、この日1番のツワモノは通勤で普段使いしているALRフレームだったか。
なぜかトレックジャージではなく横浜ベイスターズジャージにサインをもらおうとする人も(DNAの社員さんで、もちろんセガフレードファン。会社で自転車競技を広めたいからだとか)。
憧れの別府選手たちと言葉を交わし、サインがその場でもらえて、記念写真を撮ってもらえる貴重な時間とあって、みんな大盛り上がり。そのあと壇上で選手一人一人が来シーズンへの抱負を語り、豪華グッズが当たる抽選会で最高潮を迎え、ラストは選手と参加者全員での記念撮影。
ファンにとっては、夢のような時間があっという間に過ぎていったという感じだろう。
会場を後にする時は、スタッフからトレックアフターパーティのオリジナルラベルの付いたビールが全員にプレゼントされた。帰路に着いてもまだ余韻に浸れるという至れり尽くせりな一夜だった。