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悪魔おじさんがさいたまに出没!地球温暖化対策「COOL CHOICE」をPR
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2018.11.09
ツール・ド・フランスの沿道で悪魔にふんして応援し続ける名物人間、悪魔おじさんこと、ドイツ人のディディ・ゼンフトさん(66)が3年連続でツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに出没した。
25年前からツール・ド・フランスの沿道で見かけるようになったが、ここ2、3年はASOが主催する世界各地のエタップ・デュ・ツールなどの姉妹イベントにも登場。さいたまもその活動の1つ。詳細はさだかではないが、年金生活者なので経費はASO負担ながらノーギャラだと推測できる。
そんな奇妙な悪魔おじさんが初来日したのは2016年。ツール・ド・フランスさいたまの開催に合わせて羽田空港国際線ターミナルにやって来た。信じられないことにドイツの自宅を出たときからこの服のまま。手荷物はトレードマークのヤリと赤いナップサックしかなかった。到着した空港で奇声を発してあわや入国できずの大騒動。日本でも大暴れを始めたのだ。
25年前からツール・ド・フランスの沿道で見かけるようになったが、ここ2、3年はASOが主催する世界各地のエタップ・デュ・ツールなどの姉妹イベントにも登場。さいたまもその活動の1つ。詳細はさだかではないが、年金生活者なので経費はASO負担ながらノーギャラだと推測できる。
そんな奇妙な悪魔おじさんが初来日したのは2016年。ツール・ド・フランスさいたまの開催に合わせて羽田空港国際線ターミナルにやって来た。信じられないことにドイツの自宅を出たときからこの服のまま。手荷物はトレードマークのヤリと赤いナップサックしかなかった。到着した空港で奇声を発してあわや入国できずの大騒動。日本でも大暴れを始めたのだ。
1994年からツール・ド・フランスの全日程をキャンプ道具満載のMTBで追いかけるイラストレーター、小河原政男さんの盟友。ツール・ド・フランスさいたま協賛企業である建物総合管理会社の「クリーン工房」が小河原さんの「ツール・ド・フランス水彩画パネル」を会場ブースで販売していた縁から、初来日でドイツ語しか話せない悪魔おじさんを同社が支援することになった。
このクリーン工房が地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE」をさいたま市内で企画・展開していたことから、来日2年目となる2017年からは悪魔おじさんに「COOL CHOICE」ロゴを衣装につけてもらい、アンバサダーとして打ち出してその取り組みを積極的にピーアールすることになった。
「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムを単なるロードレースのイベントとしてではなくてだな、自転車は環境にいい乗り物ということを日本のファンや市民にアピールしたいのである」と悪魔おじさん(ドイツ語の学生通訳を介して)。
そして来日3回目はオランダのスキポール空港を経由して11月2日に成田入り。4日間の日本滞在となるのだが、ファンの心意気や日本の風習にもだいぶ精通してきた。「日本のファンは熱狂的なだけでなく、とても礼儀が正しいのがいいね。とりわけお辞儀文化は素晴らしい」と熱弁し、日本文化としてマスターしたお辞儀を何度も見せる。
ところで悪魔おじさん自身は「COOL CHOICE」の意義をどれほど理解しているのか、とても疑問だったので、さいたま市が片山右京さんを起用して作成したCOOL CHOICE推進冊子「地球を語る!」を手渡してみた。中身をパラパラとめくっていた悪魔おじさんは、当然日本語は読めないはずだが、掲載されている写真からおおよその見当はついたのか。「自転車は環境にいい乗り物」とのメッセージも含めてホワイトボードに自転車の絵を描き、「自転車は最高」との意志を伝えてきた。
「ドイツでは環境問題を真剣に考える環境教育が進んでいる。レンタルサイクルを日常の移動手段として活用することが推奨されている」。レンタルサイクルに乗り、オープニング走行に飛び入り参加するなど外見は暴挙にも見えるが、そんな気持ちが燃え上がるハートにはあるようだ。
J:COM presents 2018 ツー ル・ド・フランスさいたまクリテリウム
開催日:2018年11月4日(日)
開催地:さいたま新都心駅周辺
■主催:さいたま市
■共催:埼玉県、さいたまスポーツコミッション、公益社団法人さいたま観光国際協会、A.S.O.(Amaury Sport Organisation)
■主管 2018 さいたまクリテリウム実行委員会
■競技主管:日本自転車競技連盟