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モンベル 季節の変わり目に便利な1着を手に入れよう!

新製品
いよいよ本格的なライドシーズンが到来。とその前に、ちょっと待って。春先の強風やまだまだ冷える峠の下り、突然の雨など、ロングライド中にはさまざまな局面が起こり得る。そんなとき、携行するのに最適なアイテムを探ってみた。


text:本誌・栗山尚久 photo:石川 望 
presented by mont-bell

 


まだまだ、半袖ジャージでは肌寒く感じる日があるだろう。ジャージの上に一枚羽織るものが欲しいところ。そこで持っておくと重宝するのが、ウィンドブレーカーだ。
しかし、各ブランドともに、多くの種類をそろえていて選ぶのが悩ましい。ロードバイク乗りとして、アイテム選びの条件は、まず軽量・コンパクトであること。そして、ウェア内側が蒸れず、適度な通気性があること。風などを防ぎつつ、内側に熱がこもりすぎないどいう相反する機能をどうまとめるかが難しい点だ。
アウトドアブランドのモンベルでは、サイクルウェアにも力を入れている。中でも特に、アウトドアウェア制作で培ったノウハウを生かした、アウターに定評がある。
ウィンドブレーカーもその1つ。「EXライトウインドバイカー」は、重量55gと群を抜いた軽さ。背面ポケットに忍ばせても気にならないサイズだ。ベンチレーションも適度に配し、過度な蒸れを防いでくれる。
とは言っても、限界はある。そこで選択肢として浮上するのが、「サイクルドライシェル」だ。これはゴアテックス社のシェイクドライという防水透湿性を持つ特殊な生地で作られた、いわばレインウェア。しかし、ただのレインウェアと紹介するには惜しい。優れた透湿性もその一つ。フード込みで171gという軽さ。そして、生地自体が撥水性を持っているという点。これはオールウェザーと言ってもいい汎用性の高いアウターなのだ。

 

どちらを選ぶ? ITEM01 ウィンドブレーカー

モンベル EXライトウインドバイカー Men's
(リンク先:モンベルオンラインショップ)

8100円(税抜)

自転車用としては、最軽量クラスのウィンドブレーカー。バタつきを抑えたシルエットに、生地には撥水加工を施し、多少の雨ならしのぐことが可能。また、脇の下からサイドにかけてベンチレーションを配し、過度な蒸れを防ぐ設計となっている。袖口のバタつきを防ぐサムループ付き。


SPEC

素材:7デニール・バリスティック®エアライトナイロン・リップストップ[ポルカテックス®加工]
重量:55g
カラー:グラファイト、ホワイト
サイズ:S、M、L、XL
収納サイズ:4×8.5×11cm


 
脇の下からサイドにはメッシュ地を使用し、ウエア内にこもる熱気を素早く放散。前面の風防、そして撥水機能を考慮した生地の配置
脇の下からサイドにはメッシュ地を使用し、ウエア内にこもる熱気を素早く放散。前面の風防、そして撥水機能を考慮した生地の配置
ポケッタブルデザインで、収納時は手のひらに収まるほどコンパクトに。重量は超軽量の55g。携行していてもまったく気にならない
ポケッタブルデザインで、収納時は手のひらに収まるほどコンパクトに。重量は超軽量の55g。携行していてもまったく気にならない

どちらを選ぶ? ITEM 02 オールウェザーウェア

モンベル サイクルドライシェル
(リンク先:モンベルオンラインショップ)

2万5000円(税抜)

ゴアテックスの新素材「シェイクドライ」を採用し、2018年からラインナップされる全天候型アウター。外側にメンブレン(防水透湿性素材)を配したことで表地が保水することなく、高い透湿性を実現。ウエア内の蒸れも軽減し、快適な着心地を維持する。取り外し可能なフード付き。


SPEC

素材:ゴアテックスシェイクドライ
重量:171g
カラー:ガンメタル
サイズ:XS、S、M、L、XL (男女兼用)
収納サイズ:8×8×13cm


 
通常、防水透湿素材は表地、ゴアテックスメンブレン、裏地の3層構造ないし2層構造をとっているが、シェイクドライは表地がなくメンブレンが露出している構造となる。そのため、半永久的に撥水性が機能する
通常、防水透湿素材は表地、ゴアテックスメンブレン、裏地の3層構造ないし2層構造をとっているが、シェイクドライは表地がなくメンブレンが露出している構造となる。そのため、半永久的に撥水性が機能する
付属のフードは、雨天時にヘルメットの上から被ることができる優れもの。ツバがしっかりしており、 雨粒で視界が遮られるのを防ぐ
付属のフードは、雨天時にヘルメットの上から被ることができる優れもの。ツバがしっかりしており、 雨粒で視界が遮られるのを防ぐ

​実際に使って試してみた!

両方のアイテムを手に取った印象は、どちらもかなり軽量だということ。通常のウィンドブレーカーとしての機能だけを求めるなら、EXライトウインドバイカーで即決だと思う。峠の下りなどでパッと羽織れるものを持っておくのは大きなメリットだ。だが、サイクルドライシェルを実際に使ってみると、かなり迷う。というのは、サイクルドライシェルは肌触りがよく、撮影時は雨も降っていたが、撥水性もかなり高い。それに加えて、何より特筆すべき点はウエア内の不快な蒸れが少ないという点。従来のゴアテックスでも、長時間使用していると蒸れを感じたが、そのようなこともない。ただ、バックパック等を使用すると、生地を傷める可能性があるとのこと。それ以外は目立った欠点は見当たらない。一着で三長はあるサイクルドライシェルという選択肢も大いにある。

 
EXライトウインドバイカー
EXライトウインドバイカー
サイクルドライシェル
サイクルドライシェル



問・モンベル