ニュース
ジルベールが地元でファンイベントを開催
レース
2019.05.02
今季パリ〜ルーベ(UCIワールドツアー)で初優勝を果たしたベルギーのフィリップ・ジルベール(ドゥクーニンク・クイックステップ)が、2019年5月1日の祝日に南部ワロン地方の地元でファンイベントに参加した。
この日は、ジルベールの実家があるルムシャン近郊のエワイユで、『ラ・フィリップ・ジルベール・クラシック』が開催された。チームリーダー・チャンピオンズ・サイクリング・ツアー・シリーズである今大会は、フレッシュ・ワロンヌやリエージュ~バストーニュ~リエージュのコースに組み込まれているウイやルドゥットといったアルデンヌの丘を巡るライドイベントで、89km、113km、152kmのコースがある。
先週末に開催されたリエージュ~バストーニュ~リエージュはあいにくの雨だったが、この日は快晴に恵まれ、2600人以上の参加者がジルベールと一緒にアルデンヌのサイクリングを楽しんだ。
午後には12歳未満の子供たちを対象とした参加費無料のキッズ・ライドも開催され、大会のスタート・フィニッシュ地点になっていたエワイユのスポーツ・センター周辺の3kmのコースを、ジルベールが子供たちと一緒にサイクリングした。
チームリーダー・チャンピオンズ・サイクリング・ツアーは、ベルギーの新旧チャンピオンと一緒にサイクリングができるイベントで、3月31日にはハールビークでヨハン・ミュセーウ・クラシックが開催され、5月12日にはウェッテルンでグレッグ・ヴァンアーヴェルマート・クラシック、8月31日にはスベン・ネイス・クラシックが開催される予定だ。
ルドゥットの丘を埋め尽くすPHiLのペイント
ラ・フィリップ・ジルベール・クラシックの公式ポスターには、エワイユの近くにある有名なルドゥットの丘の写真が使われていた。ふもとのルムシャンにはジルベールの実家があり、ルドゥットの丘はまさにジルベールの丘だ。約2km続く平均勾配8.9%の上り坂には、毎年熱心な日本人の女性ファンがジルベールの愛称であるPHiL(フィル)のペイントを書き続けている。
リエージュ~バストーニュ~リエージュ開催直前に、フランスのレキップ紙がこのペイントについての記事をウェブサイト上に掲載した際、別人の男性がペイントをしていると紹介し、その誤報がツイッター上でも広まったが、実際にはジルベールの公式ファンクラブに加入している女性が1人でペイントしているのだ。勿論、ジルベール本人も家族も、毎年彼女がペイントをしていることは知っている。
今年は2日間かけてふもとから頂上までを、PHiLとカタカナのジルベールのペイントで埋め尽くした。リエージュ~バストーニュ~リエージュ開幕直前に、ジルベールはペイントで埋め尽くされたルドゥットの写真をツイートし「ルドゥット、そこでボクは家にいるように感じる!」と、書いていた。
La Redoute, where I feel at home! #LBL #Season17 pic.twitter.com/bmNwjP7t64
— PHILIPPE GILBERT (@PhilippeGilbert) 2019年4月27日