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ジロ・デ・イタリア2019開幕! 初日の個人TTはログリッチェが優勝

レース
 
第102回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)が、2019年5月11日にイタリア北部エミリア・ロマーニャの州都ボローニャで開幕した。初日はボローニャ郊外のサン・ルーカ聖堂前でゴールする8kmのヒルトップ個人タイムトライアルが競われ、スロベニアのプリモシュ・ログリッチェ(チームユンボ・ビスマ)が12分54秒のタイムで区間優勝し、最初のマリア・ローザを手中に収めた。スロベニア出身の選手がマリア・ローザを着用したのは史上初だった。

区間2位は英国のサイモン・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)で19秒遅れ、3位はイタリアのヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン・メリダ)で23秒遅れだった。

日本からジロに初参加した、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの初山翔は2分47秒遅れの区間170位に入ったが、西村大輝は4分36秒遅れで制限時間内にゴールできなかった。


この日は午後から雨になる予報が出ていたため、主要選手の多くはチームの中で最初にスタート。オランダのトム・ドゥムラン(チームサンウェブ)が第1走者としてジロの開幕を告げた。ログリッチェは12番目にスタートし、すでに走り終えていたドゥムラン、ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナプロチーム)、ニバリのタイムを上回ってゴールした。

優勝候補の中で英国のイェーツだけはチームの中で最後にスタート。天気予報は外れて雨にはならず、イェーツはホットシートで3時間近く待ち続けていたログリッチェのタイムに迫る走りを見せたが、最後は及ばす19秒遅れでゴールした。


■初日にマリア・ローザを獲得したログリッチェのコメント
「自分が勝者だと宣言されるまで、ホットシートでとても長い間待たなければならなかったのは事実だが、ボクはこの勝利がとても嬉しいよ。可能な限り速く走ること以外に特別な戦略はなかった。このタイム差には驚いている。2日前にボクはジャンニ・ブーニョに会ったんだけど、彼は(1990年に)初日から最終日までマリア・ローザを着たことがあった。ボクにそれが可能かどうかはわからないけど、一番重要なのはヴェローナでマリア・ローザを着ていることさ」
 
 
■第1ステージ結果[5月11日/ボローニャ〜ボローニャ(サン・ルーカ聖堂)/8 km(個人TT)]
1. ROGLIC Primoz (TEAM JUMBO - VISMA / SLO) 12’ 54”
2. YATES Simon Philip (MITCHELTON - SCOTT / GBR) 0’ 19”
3. NIBALI Vincenzo (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0’ 23”
4. LOPEZ MORENO Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL) 0’ 28”
5. DUMOULIN Tom (TEAM SUNWEB / NED) 0’ 28”
6. MAJKA Rafal (BORA - HANSGROHE / POL) 0’ 33”
7. GEOGHEGAN HART Tao (TEAM INEOS / GBR) 0’ 35”
8. DE PLUS Laurens (TEAM JUMBO - VISMA/ BEL) 0’ 35”
9. MOLLEMA Bauke (TREK - SEGAFREDO / NED) 0’ 39”
10. CARUSO Damiano (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0’ 40”
170. HATSUYAMA Sho (NIPPO - VINI FANTINI - FAIZANE' / JPN) 02’ 47”
OTL. NISHIMURA Hiroki (NIPPO - VINI FANTINI - FAIZANE' / JPN) 04’ 36”

■第1ステージの総合成績(マリア・ローザ)
1. ROGLIC Primoz (TEAM JUMBO - VISMA / SLO) 12’ 54”
2. YATES Simon Philip (MITCHELTON - SCOTT / GBR) 0’ 19”
3. NIBALI Vincenzo (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0’ 23”
4. LOPEZ MORENO Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL) 0’ 28”
5. DUMOULIN Tom (TEAM SUNWEB / NED) 0’ 28”
6. MAJKA Rafal (BORA - HANSGROHE / POL) 0’ 33”
7. GEOGHEGAN HART Tao (TEAM INEOS / GBR) 0’ 35”
8. DE PLUS Laurens (TEAM JUMBO - VISMA/ BEL) 0’ 35”
9. MOLLEMA Bauke (TREK - SEGAFREDO / NED) 0’ 39”
10. CARUSO Damiano (BAHRAIN - MERIDA / ITA) 0’ 40”
170. HATSUYAMA Sho (NIPPO - VINI FANTINI - FAIZANE' / JPN) 02’ 47”

[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):ROGLIC Primoz (TEAM JUMBO - VISMA / SLO)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):CICCONE Giulio (TREK - SEGAFREDO / ITA)
■新人賞(マリア・ビアンカ):LOPEZ MORENO Miguel Angel (ASTANA PRO TEAM / COL)

ジロ公式サイト
 
(MAP : RCS Sport)
(MAP : RCS Sport)
 
5月12日はボローニャからフチェッキオまでの205kmで第2ステージが行われる。
 

第1ステージのハイライト映像