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Jプロツアー2019 第5戦・宇都宮ロードレースで今村駿介が初優勝
レース
2019.05.13
「令和」最初のJプロツアーは宇都宮市が舞台。第5戦はジャパンカップでもおなじみ宇都宮市森林公園で開催される「宇都宮ロードレース」。
コースは宇都宮周辺のサイクリストの間では「鶴周回」と呼ばれる、鶴カントリークラブ前を通過する1周6.7km。距離は短めながらも斜度のきつい上りが2カ所あり、それ以外もうねるようなアップダウンが繰り返されるハードなコースだ。この日は27℃を超える最高気温を記録した宇都宮市。夏を思わせるような日差しの下、レースがスタートした。
レースは14周する93.8km。パレードののち、リアルスタートが切られるとアタックが繰り返され、速いペースで周回が進む。4周目、プロリーダージャージを着る岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が単独先行。それを追って岡泰誠(イナーメ信濃山形)が集団から飛び出して合流。兄弟2人の逃げ集団が形成される。メイン集団はチームブリヂストンサイクリング、シマノレーシングなどがペースコントロールし、50秒前後の差を維持して周回を重ねていく。
レースが後半に入った8周目、メイン集団がペースアップし、逃げる岡兄弟との差が30秒に縮まる。その後も差は縮まり続け、9周目に吸収される。その後は再びアタック合戦が始まり、11周目に入部正太朗(シマノレーシング)のアタックをきっかけに小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)の3人が10秒前後の差をつけて先行する。しかしメイン集団は逃さず、13周目までに吸収する。
最終周回目前、昨年覇者の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、入部、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)、小石祐馬(Team UKYO)の5人が先行。メイン集団との差は20秒まで開く。最後の登り区間でルバや入部がアタックするが決定打とならないまま残り1kmmへ。そこに単独でブリッヂをかけた窪木が追いつき、勝負は6人のスプリントに持ち込まれた。
残り100mのホームストレートに先頭で姿を現したのは今村。その後ろに窪木が続き、チームブリヂストンサイクリングが1-2フィニッシュを達成。今村のJプロツアー初優勝と共に、チームとして今季1勝目を挙げた。
Jプロツアー第5戦
第3回JBCF宇都宮ロードレース
日付:2019年5月10日
開催地・コース:栃木県宇都宮市 宇都宮市森林公園 鶴カントリー倶楽部周辺特設コース(6.7km/周・右回り)
距離:93.8km(JPT)、26.8km(F)、40.2km(E1)、26.8km(E2)、20.1km(E3)
結果 JPT 93.8km
1位 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 2時間20分51秒
2位 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0秒
3位 入部正太朗(シマノレーシング) +1秒
4位 トマ・ルバ(KINAN Cycling Team) +2秒
5位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +10秒
6位 小石祐馬(Team UKYO) +31秒
敢闘賞 岡 泰誠(イナーメ信濃山形)、岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
中間スプリントポイント
5周回完了時
10周回完了時 トマ・ルバ( KINAN Cycling Team)
Jプロツアーリーダー 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟