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【速報】ロンドでナイエンスが初優勝
レース
2011.04.04
ベルギー最大のクラシックレース、ロンド・バン・ブラーンデレン(UCIワールドツアー)で、地元ベルギーのニック・ナイエンス(サクソバンク・サンガード)が初優勝した。彼は今年、ロンドとともに"フランダース・クラシックス"の1戦に数えられていたブラーンデレン横断レース(3月23日)でも優勝していた。2位はシルバン・シャバネル(クイックステップ)、3位はファビアン・カンチェッラーラ(レオパード・トレック)だった。日本の別府史之(チームレディオシャック)は、17分51秒遅れの120位で完走を果たした。
残り41kmのリーバルフの坂でカンチェッラーラがメイン集団から飛び出し、前を逃げていたシャバネルに追いついたときには、誰もがまた彼の単独ショーが始まったのかと思ったが、今年のレースはスイス人の思惑通りには運ばなかった。カンチェッラーラとシャバネルは、ミュールのふもとでメイングループにつかまってしまった。ミュールの頂上で先頭にはフィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット)、アレッサンドロ・バッラン(BMCレーシング)、ビヨルン・ルークマンス(バカンソレイユ・DCM)、カンチェッラーラ、シャバネル、そしてナイエンスが抜け出した。今日も果敢な走りを見せたジルベールが最後のボスバルフの坂でアタックしたが決まらず、最後は残り4kmで仕掛けたカンチェッラーラに続いたシャバネル、ナイエンスの3人でゴールスプリントを競い、30歳のベルギー人が誰も予想しなかった勝利をマークした。
「何年も待ち望んでいた日だった。でも実感が湧いたのは、ゴールしてから随分たってからだった。ボクは毎年いくつかのレースで勝ってたけど、今年みたいに素晴らしい2つのレースで勝てるなんて思ってなかった。本当に素晴らしいよ。ロンドで勝つのは、大きなちがいだからね」ナイエンスは来週フランスで行われるパリ・ルーベは欠場し、スペインへトレーニングに行く予定だ。そして彼の次のターゲットは、アムステル・ゴールド・レースだ。
■ロンド・バン・ブラーンデレン(UCIワールドツアー/4月3日/ベルギー/256km)
1 ニック・ナイエンス(サクソバンク・サンガード/ベルギー)6時間1分20秒
2 シルバン・シャバネル(クイックステップ/フランス)
3 ファビアン・カンチェッラーラ(レオパード・トレック/スイス)
4 トム・ボーネン(クイックステップ/ベルギー)+2秒
5 セバスティアン・ラングベルト(ラボバンク/オランダ)+5秒
6 ジョージ・インカピー(BMCレーシング/米国)+5秒
7 ビヨルン・ルークマンス(バカンソレイユ・DCM/ベルギー)+5秒
8 スタッフ・シュヘールリンクス(ベランダスウィレムス・アクセント/ベルギー)+5秒
9 フィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット/ベルギー)+5秒
10 ギャラント・トーマス(スカイ/英国)+5秒