ニュース

ペイバスコ第4ステージ、新城は山岳ステージで健闘し26位

レース

ペイバスコ第4ステージは今大会、最大の山場。カテゴリー1級と2級の急こう配の上りが5回繰り返される過酷な山岳ステージだ。カテゴリー1級iの山岳にしては標高さほど高くないということは、それだけ傾斜がきついということで、まさに激坂区間が多いコース。


必死に上りをこなす新城。Photo:Miwa IIJIMA

チームヨーロッパカーのオーダーは、とにかく個々の登坂力を出し切ること。特にツール・ド・フランスで2度、山岳ステージで優勝し山岳賞にも輝いているているピエール・ローランは区間優勝も狙える存在。

その、ピエールが『ユキヤはシーズン通して自分のために働いてくれるのだから、今回はユキヤを、できるだけサポートするよ。』と言ってくれたことがうれしかったという新城幸也は、上り区間に入るたびに繰り返されるクライマー(上りを得意とする選手たち)のアタック合戦に耐え、各チームのクライマーしか残っていない集団に必死に食らいつき、上りをこなしていく。

 

優勝したWouter POELS(ウーター・ポレス オメガファルマ・クイックステップ) Photo:Miwa IIJIMA

新城はゴール直前の1級山岳で遅れ、トップから1分7秒遅れの26位でゴール。

 

区間26位でゴールした新城。Photo:Miwa IIJIMA

これで総合成績が2分遅れの21位となった新城は、「今日は、上り勝負。自分はなるべくタイム差をつけられずに、もっと上位でゴールしなければならなかった。残念だ・・・。でもゴールまで精一杯出し切ったし、調子は良いので、明日はステージ優勝を狙って頑張ります」と、語った。

総合成績を大きく下げたことに落胆は隠せない様子だが、ピュアクライマーでない新城がこのステージでトップから1分ほどでゴールしてきたことは高く評価されている。【Text:Miwa IIJIMA】

大会公式HP http://vueltapaisvasco.diariovasco.com/index.php