ツアー・ダウンアンダー第4ステージは地元選抜チームのボンホフが優勝!
南半球のオーストラリアで開催されているUCIワールドツアー初戦のサントス・ツアー・ダウンアンダーは、1月23日にグレネルグからマウント・バーカーまでの144.5kmで第4ステージを競い、ゴール目前で落車が発生した集団スプリントでスティール・ボンホフ(UniSA・オーストラリア)が地元オーストラリアの選抜チームに今大会で2勝目をもたらした。
オークル・オレンジのリーダージャージは地元オーストラリアのローハン・デニス(BMC)が守った。
区間優勝したボンホフは、米国のガーミンとの契約が更新できず、今季は英国のUCIコンチネンタルチーム、NFTOに所属しているため、UCIワールドツアーのダウンアンダーにはオーストラリア選抜チームで参加している。
オーストラリア選抜チームは、すでに第1ステージでジャック・ボブリッジが区間優勝していた。そしてそのボブリッジが、この日の勝利の影の功労者だった。
「ボブリッジがボクの面倒を見てくれた。彼はボクに“辛抱しろ”と言い続けた。ボクは彼を信頼して、そして彼がボクをいるべき場所へ運んでくれたのさ」と、ボンホフは明かしている。
さらに彼は「ボクの目標はワールドツアーに戻ることだ。今回キャノンデールとガーミンの合併でボクは取り残されてしまったが、今日のこの勝利はボクがもっとも高いレベルへと戻る手助けになるだろう」と、語っている。
24日はいよいよダウンアンダーのクライマックスであるウィルンガ・ヒルゴールの第5ステージが行われる。
■第4ステージ結果[1月23日/グレネルグ~マウント・バーカー/144.5km]
1 スティール・ボンホフ(UniSA・オーストラリア)3時間24分28秒
2 ダリル・インペイ(オリカ・グリーンエッジ/南アフリカ)
3 ウォウテル・ウィッペルト(ドラパック/オランダ)
4 ハインリッヒ・ハウスラー(IAMサイクリング/オーストラリア)
5 サミュエル・デュムラン(AG2R・ラモンディアル/フランス)
6 ニッコロ・ボニファツィオ(ランプレ・メリダ/イタリア)
7 ルディガー・セリッヒ(カチューシャ/ドイツ)
8 ジャンニ・ミールスマン(エティックス・クイクッステップ/ベルギー)
9 エウジェニオ・アラファチ(トレック/イタリア)
10 クーン・デコルト(ジャイアント・アルペシン/オランダ)
■第4ステージまでの総合成績
1 ローハン・デニス(BMC/オーストラリア)13時間41分34秒
2 カデル・エヴァンス(BMC/オーストラリア)+7秒
3 トム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン/オランダ)+9秒
4 ダリル・インペイ(オリカ・グリーンエッジ/南アフリカ)+13秒
5 リッチー・ポート(スカイ/オーストラリア)+15秒
6 ジャック・ハイグ(UniSA・オーストラリア)+15秒
7 マクシム・ブエ(エティックス・クイックステップ/フランス)+15秒
8 ルベン・フェルナンデス(モビスター/スペイン)+15秒
9 ドメニコ・ポッゾビーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)+15秒
10 シモン・ゲシュケ(ジャイアント・アルペシン/ドイツ)+23秒