サンチェス、アントンが淡路島に! あわじバイクエクスピリエンス
●すばらしきゲストライダーたち
グランツールを走る現役の選手が、日本のサイクリングイベントでゲストライダーとして参加する。そんな夢のようなイベント「あわじバイクエクスピリエンス」が、兵庫県淡路島で開催された。
ゲストライダーとして参加したのはエウスカルテル・エウスカディのサムエル・サンチェス (写真左)とイゴール・アントン(写真右)。
サンチェスは2011年ツール・ド・フランス山岳賞、北京五輪男子ロード金メダル。2012年バスク1周で総合優勝という輝かしい経歴の持ち主。また、下りの速さには定評がある。
アントンは2010年のブエルタ・ア・エスパーニャで一時リーダジャージを獲得。2011年のジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャではステージ優勝を飾っている上りを得意とする選手。
二人ともこのイベントのためだけに来日したというから驚きだ。
●淡路島を90km走る特別な時間を過ごした
ライドのコースは島の南東に位置する洲本市・サントピアマリーナをスタートし、時計回りに90km。島北部の道の駅「東浦ターミナルパーク」にフィニッシュするもの。
スタート地点にサンチェスと、アントンが登場すると参加者はジャージや、ボトル。フレームのトップチューブなど、思い思いの場所にサインを求めた。2人とも快くサインに応じていた。
複数のグループに分かれてライドはスタート。途中では、サンチェス直伝の下り講座、アントン直伝の上り講座が開催された。参加者の前でデモンストレーションを行なうと、そのスピードに感嘆の声がもれる。
また、ライド中は参加者が代わる代わる選手の後ろについてはしり、世界トップクラスの選手との集団走行を楽しんだ。
慶野松原にてお昼休憩。昼食として「あわじ島バーガー」が、参加者に振る舞われた。「全国ご当地バーガーグランプリ」で1位を獲得した逸品。ふかふかのバンズに、淡路島産玉ねぎのフライを挟んだもの。
サンチェス、アントンはもちろん。参加者にも好評。また、ここではライドの参加者以外でもゲスト2人とふれあえるとあって、一行の到着を今か今かと待ち焦がれたファンも多数。記念撮影、サイン攻め!
慶野松原から再び走り出し、島の西海岸を快調に飛ばしていく。選手はもちろんつらそうなそぶりはみじんもないが、参加者の表情はだんだん余裕がなくなってきている?
大きなトラブルもなくフィニッシュの道の駅「東浦ターミナルパーク」に到着。ここでは、慶野松原よりも多くのファンが出迎えてくれた。ふたたび記念撮影、サイン攻め!(笑)。