ファビアン・カンチェラーラは10/19来日、ジャパンカップ会場へ向かう予定
ファビアン・カンチェラーラ(トレック ファクトリーレーシング)は一昨日の欧州でのトレーニング中の事故により2014ジャパンカップサイクルロードレースを欠場するが、怪我をおして来日することが決定した。
10月17日(金)16時から行われたトレックファクトリーレーシングの記者会見でルカ・グエルチレーナ監督が状況を説明。それによると、カンチェラーラは日曜の朝に日本に到着する航空機に搭乗し、一路宇都宮に向かうとのこと。
グエルチレーナ監督が説明する事故の詳細:ファビアンは15日、シーズン最後のトレーニングとして自宅近くの森のなかでマウンテンバイクに乗っていてコーナーで落車。木にぶつかり頭を強打した。しばらく意識を失い、自力で帰ることが難しかったため携帯電話で家族に迎えに来てもらうという状況だった。
ヘルメットが割れ、しばらく記憶を失うほどの衝撃だったこと、頭と首を痛めたことから担当医師の判断を仰いでいた。来日の意思はあったが、72時間は安静が必要な状態だった。しかし医師から長時間フライトへの許可が出たため、日本へ向けて出発することを決めた。
事故のショックと健康面の損失から失望感が大きかったようだが「日本のファンの熱心さを知っているので、ファンの前でレースをしたかった。心から楽しみにしていたジャパンカップを走れないことが非常に残念だ」と語っている。
チームにとってファビアンの欠場は大きな損失で、代わりの選手もいない。だが、ジュリアン・アレドンドとフミ(別府史之)が優勝を目指す。ポポヴィッチ、ヘイデン・ロールストンの4人でもハイレベルの闘いができるだろう。
■カンチェラーラは日曜日の昼ごろ宇都宮市森林公園の会場に到着し、ファンサービスにつとめる。体調に配慮して温かい声援とともにジャパンカップに迎えてほしいとのこと。
2014ジャパンカップサイクルロードレース事務局 http://www.japancup.gr.jp/