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ペイバスコ第2ステージ、エースの新城幸也は8位。総合11位

レース

新城幸也がチームヨーロッパカーのエースとして臨んだブエルタ・ペイバスコ (バスク一周レース)第2ステージは「誰かが必ず逃げグループに入る」というチームからの指示通り、最初の上りでトニー・マルティン(オメガファルマ クイックステップ)のアタックをきっかけにできた7名の逃げグループにチームメイトのダビデ・マラカルネ(イタリア)が入った。

後続のメイン集団は細かな上りのたびに選手をふるい落としながらも、ティンコフ・サクソとモヴィスタ、そしてスプリントに持ち込みたいオリカ・グリーンエッジのコントロールにより静かに進む。

 

上りを集団でこなしていく新城。Photo:Miwa IIJIMA

しかし、タイムトライアルのスペシャリスト、トニー・マルティンを含む逃げは、そう簡単にはタイム差が縮ませらず、ゴールまで残り10kmを切ったところでようやく逃げは吸収されるかと思いきや、さらにペースアップし逃げ切りを図ったトニー・マルティンが単独逃げ切り優勝。その後ろはメイン集団でのゴールスプリントとなった。

 

集団に30秒の差を付けて、逃げ切ったトニー・マルティン(OPQS) Photo:Miwa IIJIMA

ゴールまで残り1.5kmで3名のチームメイトが新城のために隊列を組んで風よけとなり、スプリントに入ったが、他チームとの位置取り争いに苦戦し、ステージ8位。総合成績はトップのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)から56秒遅れの11位で第2ステージを終えている。

 

ゴールスプリント、写真中央奥の新城はこの集団の7番目でゴール。Photo:Miwa IIJIMA

レース後の新城は「最後まで残っていたチームメイトが3人でゴールスプリントを助けてくれたが、自分が位置取りをしきれずに8位と悔しい結果だった。自分を助けてくれているチームメイトに申し訳ない。現在、総合11位なので、最難関の明後日を見据えて、明日は無理せずこなし、まずはワールドツアーでの総合成績1桁を目指したい。」と、語った。【Text:Miwa IIJIMA】

大会公式HP http://vueltapaisvasco.diariovasco.com/index.php