ペイバスコ第5ステージ、新城幸也は総合30位で最終日の個人TTへ

ペイバスコ第5ステージは、後半からカテゴリー3級、1級、2級と上りが連続するコース。翌日の最終日が個人タイムトライアルということもあり、小雨混じりの肌寒い天候のなか序盤から区間優勝を狙うチームが火花を散らした。

サコッシュを受け取り補給所を通過する新城  Photo：Miwa IIJIMA

新城幸也（ヨーロッパカー）は、最後の上りを集団で超えればチャンスがあると考え、じっと我慢しながら集団で3級の山岳をこなしていくが、足の状態からこのままでは1級山岳に入って自分が残れる可能性が少ないと判断。山岳に強いチームメイトたちのアシストにまわる。

1級山岳の上り口でチームメイトのために位置どりをし、その後は中盤のグループでゴールまで走り切り、12分48秒遅れの57位でゴールしている。優勝はスカイのベン・スウィフト。

1級山岳を上る新城。Photo：Miwa IIJIMA

「走り出し、今日は優勝争いに絡める足(コンディション)ではないと感じたので、自分できることをした。しかし、こういう時もきちんと前の集団に残れる登坂力が必要だと感じた。明日のタイムトライアルは監督と相談して走り方を決めたいと思う。」と、新城はコメントしている。

12分48秒遅れの57位でゴールした新城。Photo：Miwa IIJIMA

最終日は6％ほどの上りを2つ上って下る25.9kmの個人タイムトライアル。総合30位の新城は現地時間の15:46スタートとなる。【Text：Miwa IIJIMA】

大会公式HP http://vueltapaisvasco.diariovasco.com/index.php