ブエルタ・ペイバスコ第１ステージで新城幸也12位！サイクルスポーツのニュース

チームヨーロッパカーは4月7日から12日までスペイン北部のバスク地方で開催される、ブエルタ・ペイバスコ　(バスク一周レース：UCIワールドツアー）に出場する。

初日は平均こう配が8％から13％、急こう配が8回、ゴールまで繰り返される153.4kmkの激しいコースレイアウトだった。

そのせいもあってか集団は静かに進むが、100km地点を過ぎ5回目の激坂区間手前に４人が飛び出し、そのまま平均勾配13％の上りに入った。集団との差はわずか。山頂までに２人が脱落、集団も50人、30人、10人と登坂を繰り返すたび小さくなり、下りでまた追いつくという繰り返し。逃げていた2人も6回目の山岳を前に吸収された。

激坂を超えていく新城。すぐ後ろには世界チャンピオンのジャージも見える。Photo：Miwa IIJIMA

40人程に絞られた集団から優勝争いの選手たちがアタック合戦を始めると、さらに集団は絞られ最後の坂でアタックをしたアルベルト・コンタードール(ティンコフ・サクソ)が逃げ切って優勝。

新城は56秒遅れの12位という好位置でゴールした。

優勝のアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)Photo：Miwa IIJIMA

「イャ～、きつかった。出し過ぎたっ。でも、チームからのオーダーは1dayレースのつもりで行け。と言われていたので、そのつもりで常に前に位置して、全開で上った。このコースの一部はエキップアサダ時代に走ったことがあり、坂のきつさもわかっていたから、その分アドバンテージだったかも。5位以内でポイント取りたかったけど、調子の良さが証明できたし、明日からチームのリーダーだから、頑張らないと!このレースで総合上位はかなりすごいことだからね。」

と、語る新城。疲労感は隠せないものの、登坂がメインのレースでこの位置でゴールしたことでチームの評価も大きいようだ。