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寒い日本を飛び出して南の島へ! グアムロングライド

イベント

本格的サイクルロードレース「ツアー・オブ・グアム」と同時開催されたロングライドイベント「グアムロングライド」。常夏のグアムを自分のペースで味わうことができて、美しい自然やそれぞれの村の文化も味わうことができるイベントだ。

グアム島の気候は亜熱帯気候で乾季と雨季に分かれ、今は乾季にあたる。サイクリストにとってはベストシーズンだ。

ただそれでも湿度80%、気温も30度Cを超えるので、水分補給には気をつけたいところ。昨年は最長120kmのコース設定だったが、今年はコースを変更してショートコース42km、ロングコース105km。ロングライドイベントにしては距離こそ短いが、ロングコースの累積標高差は1676mにもなる。海岸沿いの道や標高200mを上るラムラム山など、バリエーションに富んだコースとなった。

コースに加えて、昨年から変更されたのはエイドステーション。「グアムをあげてこのイベントを盛り上げたい」という主催者の意向もあり、コース内で通過する各村がそれぞれ独自のおもてなしをするというもの。

設けられたエイドステーションは10カ所もあり、その地方独特の補給食を味わうことができた。さらに各エイドステーションではそれぞれの村のステッカーを集めるというお楽しみもあった。

ただ、コースの距離に対してエイドステーションが多く、間隔が短かったためにいくつか止まらずに走る人も。

●日本でいう、かりんとうのようなお菓子「グズリア」。エイドステーションでは写真のスタッフ(村長の家族、親族)が勧めてくれた

 

 

なにせ、景色は最高! 珊瑚礁の海。コース途中の島を横断するルートでは、ヤシの木などの南国特有の植物が生い茂っている。参加者が足を止めて海を撮影している姿も多く見られた。

(text●久保貴史 photo●佐藤正巳)